女優×異色の書道家、忍野さら「グラビアアイドルを辞めて自分と向き合った“脚下照顧”の時間」 グラビアアイドルとして一世を風靡(ふうび)した忍野さら。現在、女優×書道家「雨楽(うら)」としての活動に注目が集まっている。書くことは文字の意味と向き合うこと、と位置づける忍野は、日々、深く思考の海に潜り続ける。文字という型にとらわれず、「モノクロの平面」という舞台上で感情を揺さぶる表現を目指す。色気をまとう文字を描く忍野さらとは一体……? 新進気鋭、異色の書道家に聞いた。 2023.05.31 19.00
暗黒批評家・後藤護さんがSNS全盛の令和にこそ「黒人音楽」を通して探りたかったものとは 『黒人音楽史―奇想の宇宙』(中央公論新社)の著者で暗黒批評家及び映画・音楽ライター、翻訳家の後藤護さんインタビュー第2弾をお届けします。第1弾では、一見結びつかないようなブルースと鳥獣戯画を合わせて論じた背景などを伺いましたが、後半の話題はジャズやヒップホップについて。そうした黒人音楽から見えてくるのは、どのような風景だったのでしょうか。 2023.05.19 21.00
ブルースと「鳥獣戯画」はリンクしていた!? “暗黒批評家”がいざなう目からウロコの黒人音楽の世界 暗黒批評家で、映画・音楽ライター及び翻訳家でもある後藤護さんが、黒人音楽の精神史を異端的な観点からアクロバティックに論じた批評集『黒人音楽史―奇想の宇宙』(中央公論新社)。取り上げられるジャンルは、黒人霊歌、ブルース、ジャズ、ファンク、ホラーコア、ヒップホップと幅広く、特に黒人音楽の真髄だという「知性・隠喩・超絶技巧」に着目しています。また、本書では一見、黒人音楽と関係がないような古今東西のあらゆる文献と交錯させて論じられており、他に類を見ない、まったく新しい批評集となりました。著者の後藤さんに、黒人音楽を論じた背景について聞きました。 2023.05.19 20.00
五月病誘発の恐れがある、管理職が若手社員に使ってはいけないNGワード3選 企業の新年度がスタートして、はや1か月がたった。環境の変化になじめず「五月病」で、出社できない新入社員も出てくることもあるこの時期。40〜50代の管理職にとっては、世代間ギャップを感じる新入社員を、どうマネジメントしていくべきか迷うことも多いはずだ。新入社員は、上司のどんな言葉に働くモチベーションを下げてしまうのだろうか。若手世代の価値観やキャリア観に詳しい、転職サービス『doda(デューダ)』副編集長の桜井貴史さんに伺った。 2023.05.05 12.00
バラエティー番組で人気の印象評論家が教える「マスク依存はこんなにビジネスチャンスを逃している!」 マスクの着用が個人の判断に委ねられるようになり、実質的なマスク解禁から、早くも2か月がたちました。IT企業の調査(リーディングテック社によるマスク着用の調査)によると、その理由のひとつに“顔を見られるのが恥ずかしい”というのが、女性を中心に約3割を占めています。しかし、実はマスクをつけることで、「人との出会いや、ビジネスチャンスを逃している」と話すのは、テレビ番組などでご活躍している、印象評論家・美有姫さん。今回、美有姫さんに「マスク依存」から抜け出す方法や、その利点について伺いました。 2023.05.02 18.00
永六輔が残した言葉「この世界を変えなくちゃいけない」、88歳現役作家のインスタグラマー「こぎん刺し」普及に努める理由 人生100年時代といわれているものの、実際のところ、何歳まで好きなことができるだろうか? こぎん刺し作家で、指導者としても活動中の高木裕子さんは現在88歳。こぎん刺しとは、青森県津軽地方に伝わる伝統的な刺し子技法のこと。高木さんが旅行先で見つけたこぎん刺しに魅了されてから、もう55年。2年前からは、YouTubeやInstagramを始めた。 美しい作品を紹介し、刺し方のコツなどを発信している。高木さんのこぎん刺しとの出合いや、独自に進化させた作風の秘密、次世代に伝えたいものなどを聞いた。 2023.05.02 12.00
【密着取材】新幹線パーサーの仕事はワゴン販売だけじゃない! “神ホスピタリティ”の源に迫ってみた ワゴンを押しながら商品とともにすてきな笑顔を届けてくれる新幹線パーサー。パーサーの仕事は、実はワゴン販売以外にもたくさんあり、多岐に渡る。時に過酷な場面にも直面するパーサーたちを支えているのは、パーサーとしてのやりがい、お客様に最善の時間を過ごしてほしいという“神ホスピタリティ”だ。知られざる新幹線パーサーのお仕事に迫る。 2023.04.28 16.00
ホームレス取材歴20年の村田らむ「ライターとして終わったと思った」西成で体験したヤバすぎる取材 メインストリームのメディアでは、なかなか報道されないアンダーグラウンドの社会。暴力団、マフィア、ドラッグなど、犯罪の香りがしてちょっと怖いけど、つい気になってのぞいちゃう。パッと見は目を背けたくなるけど、実はみんな大好き。アングラには不思議... 2023.04.25 18.00
「人間は植物より偉い」は本当?『植物考』著者と見つめ直す、現代人が圧倒的に忘れていること 植物は私たちの生活において、意識せずともいつも身近にある。室内の観葉植物、庭の花壇や家庭菜園を愛でている人はもちろん、そうでなくとも普段歩く道では雑草を目にしているだろうし、毎日のように野菜を口にしているはずだ。しかし、人々は無意識に植物を下等なものとみなしていないだろうか? はたして本当に人間は植物よりも高等なのか? そうした問いのもと、植物のふるまいについて歴史学や生物学などを横断して論じた書籍が『植物考』(生きのびるブックス)。植物に対するステレオタイプが次々と崩されていく快著だ。著者の歴史学者・藤原辰史さんに、植物を通じて見えてきたことについてうかがった。 2023.04.19 20.30
『2gether』『F4 Thailand』タイドラマの爆発的ヒットは必然だった!? タイ語ベテラン通訳が知る現地俳優の“神ファンサ” 20年以上、タイ語通訳・翻訳者として活動してきた高杉美和さんの仕事内容が一変したのは2020年のこと。BLドラマ『2gether』の大ヒットから始まった、タイドラマの一大ブームによるものだ。『2gether』で大ブレイクを果たしたBright(ブライト)とWin(ウィン)が多くの女性の心をわしづかみにし、その人気がほかのタイBLドラマやタイ若手俳優陣へと波及していったのだ。 2023.04.10 18.01