大手出版社からの長期連載オファーを断った漫画家・小田桐圭介さん、自身が大事にする「生活と創作のバランス」
『さくらちゃんがくれた箱』『あたし、時計』など、SNSでも話題になる作品を数多く手がけている漫画家・小田桐圭介さん。その才能が評価され、『月刊アフタヌーン』主催の漫画新人賞では2010秋に佳作を受賞。その後、出版社から連載のオファーを受けるも連載には至らず、会社員として生計を立てながら、SNSや同人誌の即売会を中心に作品を発表しているといいます。漫画家にとっての憧れともいえる長期連載を、なぜ断ったのか。そこには、小田桐さんなりの哲学がありました。