“夫に仕える人生”だった港町の専業主婦が45歳で離婚、行列のできる焼き菓子店オーナーになるまでの激動の半生
おしゃれな大人の街として知られる代官山。その一角にある「MATSUNOSUKE N.Y.」は、いつも「おいしいものが好き」な女性たちでにぎわっている。ここは「Cafe & Pantry 松之助」京都本店の東京店。アメリカ・ニューイングランド地方の伝統的焼き菓子を継承する平野顕子さんがオーナーパティシエだ。平野さんは京都にある能装束織物の織元の家に生まれた箱入り娘だったが、45歳以降、離婚、留学、起業、再婚……と、人生が激変。なぜ、平穏を捨ててチャレンジングな道を歩み始めたのか?