乳がんを経験した漫画家・水谷緑さん、「人間のダメな部分も知りたい」と精神科の取材を続ける中で見えたこと
新人の精神科ナースがさまざまな患者さんと関わり合いながら、人間の“こころ”と向き合う様子が描かれ、精神科についての先入観をなくしてくれる『こころのナース夜野さん』。作者の水谷緑さんは、精神科の医師、ナース、専門家に取材をして、当事者研究や訪問看護にも同行、自ら取材交渉をすることも。また数年前、自分自身が乳がんだと診断され、医療を受ける当事者になった経験もある水谷さん。心身の痛みに苦しむ人や、彼らを治療するための医療者の心に寄り添う漫画を、どのようにして作りあげるのでしょうか。