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「どの生き方を選んだとしても受け入れて寄り添うことしかできないんじゃないか」気鋭の劇作家・横山拓也の初小説、命めぐる『わがままな選択』とは
進学、就職、結婚、出産、子育て、教育、リタイア、介護、そして死──。生きる上で見舞われるライフイベントにおいて、ときに私たちはさまざまな選択に迫られる。演劇ユニット・iakuを主宰する劇作家・演出家の横山拓也さんによる初の小説『わがままな選択』(河出書房新社)は、あらゆる価値観が交錯する現代社会において個人の「生き方」をめぐる問題に一石を投じる作品だ。