「外」ではなく「世間の目」が怖い──ひきこもりが抱く“本当の心境”と正しい接し方 「甘えている」「怠け者」「暗い部屋でゲーム」「いつか犯罪を犯すのでは」……『ひきこもり』と聞くと、こんなイメージを抱く人が多いのかもしれない。だが、長年ひきこもり当事者の臨床に携わってきた精神科医・斎藤環氏に話を伺うと、これらの印象は、まったくの誤解であることがわかった! ひきこもりの人たちの“真の状態”、そして、ひきこもり脱出のために我々ができる、正しいアプローチの仕方とは──。 2020.05.22 11.00
《中高年のひきこもり》世間が作り出した“虚像”が当事者らの心を殺す、不条理な現実 2019年は、15歳から64歳までの「ひきこもり」が約115万人いるという内閣府の調査結果が発表されたことを筆頭に、ひきこもりという社会問題に関する、大きな事件や出来事が続く年だった。それらを振り返る中で見えてきた、ひきこもり当事者とその家族の胸の内、そして、世間が作り上げてしまった“ひきこもり像”と実態の大きな違いとは──。(取材/文・森ユースケ) 2020.05.18 11.00