【教員の残業代裁判#1】「先生を8時間以上働かせるのは法律違反」なのに“無賃残業“がまかりとおっているワケ
学校の先生の働きすぎ問題は深刻です。文部科学省の教員勤務実態調査(2016年)によると、「過労死ライン(1か月に80時間超の時間外労働)」を超えて働いている先生の割合は、公立小学校で3割超、中学で約6割にのぼっていました。これを「異常」と言わずして、何と言ったらいいでしょうか? 全国の忙しすぎる先生たちを救うために様々な議論が始まっています。田中まさおさんも、先生に残業代を求める裁判を通じて自らの考えをアピールしてきました。どんな考えなのか、聞いてみました。