【10代を生き抜いて、いま#2】場面緘黙症の私が、話せなくなる前の記憶──心にあり続ける“寂しさ”の理由は フリーライター・若林理央さんによる短期連載【10代を生き抜いて、いま】。幼少期から思春期にかけて病気や両親の離婚、いじめや不登校などを経験し、大きな「生きづらさ」を抱えながら生きてきた若林さんが、忘れがたいエピソードの数々をつづります。第2弾では、場面緘黙症(ばめんかもくしょう)になる前の、幼少期に感じた孤独や寂しさ、そこから生まれる“また別の感情”について──。 2022.09.06 12.00
原発事故後はじめて双葉町の「避難指示」が一部解除に、住民に向け“新しい看板”をつくった原発PR標語作者の胸中 2011年の原発事故によって「全町避難」を強いられてきた福島県双葉町で、 '22年8月30日、町の中心部の避難指示が解除された。町内に住めるようになるのは事故以来、初めてだ。住民が戻ってくるタイミングに合わせて、この町に新しい看板をつくった人がいる。かつて町のシンボルだった原子力広報看板、〈原子力明るい未来のエネルギー〉の標語を考えた大沼勇治さん(46)だ。新しい看板に込めた思いを聞いた。 2022.09.05 12.00
【ヨーグルト#4】イチ押しアレンジは、みそ汁の仕上げにヨーグルトを大さじ2杯! ヨーグルトの魅力と不思議な力を探るシリーズも4回目を迎えました。シリーズ最終話では、株式会社明治のみなさんに、ヨーグルトのプロならではの“アレンジ方法”を教えていただきます。 2022.09.02 18.00
【ヨーグルト#3】おなかの調子を維持するなら、4日で1箱(400g)を食べきるペースで ヨーグルトが“身体にいい”発酵食品だということは皆さんもご存じでしょうが、どんなふうに身体にいいのかはおわかりですか? おなかの調子を整えるだけではないんです。もっとすごい秘密を、今回も株式会社明治のみなさんに紹介していただきます。 2022.09.01 18.00
【ヨーグルト#2】時代のトレンドはダイバーシティ。ヨーグルトの世界でも、乳酸菌の多様性がおいしさを決めていた 発酵の謎に迫るシリーズの第1弾(全4回)はヨーグルト。第1回で発酵のメカニズムがわかったところで、前回に続き、株式会社明治の辻さん、古川さん、田中さんに、ヨーグルトの奥深さと“意外な秘密”を教えていただきます。 2022.08.31 18.00
【ヨーグルト#1】乳酸菌は超甘党!糖分をたっぷり食べるのに酸っぱくなるという不思議 「発酵食品」と言われて、真っ先に思い浮かべる食べ物はなんですか? 発酵の謎に迫るシリーズの第1弾(全4回)は、株式会社明治でヨーグルトの研究をしている辻恵里花さん(技術研究所)、古川順子さん(商品開発研究所)、田中陽さん(乳酸菌マーケティング部)に発酵の秘密や、ヨーグルトが美味しくて身体にいい理由を教えてもらいます。 2022.08.30 18.00
「読んだ人が幸せになれる漫画を作りたい」緑内障“末期”の小田桐圭介さん。作品完結のため、それでも筆を執る 『さくらちゃんがくれた箱』『あたし、時計』など、定期的にTwitterで話題になり、多くの人に知られる漫画をいくつも作成してきた漫画家・小田桐圭介さん。会社員として働くかたわら、SNSや同人誌即売会を中心に作品を発表されています。現在も新作『香夜たちの話』を連載している小田桐さんですが、実は緑内障を患っており、日に日に視野と視力が落ちてきているそうです。漫画家の命とも言える視力を失いつつも、連載を続けることができるのはなぜか? 小田桐さんの漫画にかける思いを伺いました。 2022.08.26 12.00
【10代を生き抜いて、いま#1】場面緘黙症の私を追い詰めたのは、あの日、先生が振りかざした「正しさ」 休み時間が怖い。みんなが急に話し出す。校庭で騒ぎ声が聞こえる。私はその中に、入りたくても入れない。小学1年生からの6年間、ずっとそうだ。言語能力は正常で、家の中や学校の授業で先生にあてられたときは、ほかの人と同じように話せるのに、休み時間や放課後になると話せなくなる。「なんで話さへんの?」と聞かれても、時にそれをクラスメイトから責められても、私は答えられなかった。私も理由がわからなかったからだ。これが、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という症状であることを私が知るのは成人してからで、このときは自分で自分を「ほかの子とは違う変な子」としか受け止めていなかったし、周囲もそうだったと思う。 2022.08.11 20.00
七夕の短冊は“時代の写し鏡”、スーパーに飾られた短冊の数々に見る、今風の「願いごと」 今年も7月7日の七夕が近づいてきました。七夕でメインとなるのは、笹竹(ささたけ)に願いごとを書いた短冊を飾ることでしょう。今回は、某スーパーマーケットの店内に飾られていた七夕の笹竹につけられた短冊から、現代を生きる子どもたちの「今風の願いごと」について。 2022.06.16 19.00
「一週間くらい何度も練習しましたよ」町の美容室のおばちゃんが“生業訴訟”の最高裁で語った故郷への思い 5000人を超える原告たちの思いを背負って最高裁に立ったのは、町の美容室のおばちゃんだった……。福島第一原発事故の被害者たちが国を訴えた「生業を返せ、地域を返せ! 福島原発訴訟(生業訴訟)」の最高裁弁論が4月25日にあった。法廷で意見を述べる原告はたった1人。その大役を任されたのは、深谷敬子さん(77)だった。原発事故で避難するまで数十年、福島の浜通り(太平洋沿い)で美容院を開いてきた。「水商売用のアップが得意だったの」と言う町のパーマ屋さんは、司法の最高機関で何を語ったのか? 2022.06.06 19.00