話題の漫画『ミューズの真髄』作者・文野紋さんが「光の当たらない人」「散らかった部屋」にフォーカスした作品を描くのはなぜ?
「自分と似たコンプレックスを持つ、世間でフォーカスされにくい人物を主人公に……」そんな思いから、漫画家・文野紋(ふみの・あや)さんは自らの初連載となる『ミューズの真髄』を描き始め、3月10日には最終巻が刊行されました。「ラストでは、主人公が目標に執着し続けた先にある強さを描けた」と語る文野さんは、自らの挫折経験を漫画に投影することで、人生がうまくいっていない人にもスポットを当てたいと語ります。作品を通して読者を救うことを目指す文野紋さんの漫画家人生に迫ります。