小学校教諭の『自主的・自発的な仕事』とは?「先生の無賃残業をなくして」と訴えた教員が高裁敗訴の感想を語る 「学校の先生に残業代が出ないのはおかしい!」と訴えた現役教員、「田中まさおさん(仮名)」の裁判は、2022年8月25日に東京高裁で判決がありました。高裁は「教員の仕事は特殊なので、一般の労働者と同じ時間管理と賃金制度はなじまない」とし、田中さんの訴えを退けました。判決の感想を田中さんに聞きました。 2022.09.07 20.00
「くまモン学」を知っていますか? “くまモンが10〜20代女性から人気を得る方法”を大学生が本気で考えてみたら 「くまモン学」という学問があることををご存じだろうか。くまモンについて学ぶの? くまモンの何を学ぶの? 筆者は興味津々で、学び舎を訪ねてみた。 2022.09.01 12.00
【10代を生き抜いて、いま#1】場面緘黙症の私を追い詰めたのは、あの日、先生が振りかざした「正しさ」 休み時間が怖い。みんなが急に話し出す。校庭で騒ぎ声が聞こえる。私はその中に、入りたくても入れない。小学1年生からの6年間、ずっとそうだ。言語能力は正常で、家の中や学校の授業で先生にあてられたときは、ほかの人と同じように話せるのに、休み時間や放課後になると話せなくなる。「なんで話さへんの?」と聞かれても、時にそれをクラスメイトから責められても、私は答えられなかった。私も理由がわからなかったからだ。これが、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という症状であることを私が知るのは成人してからで、このときは自分で自分を「ほかの子とは違う変な子」としか受け止めていなかったし、周囲もそうだったと思う。 2022.08.11 20.00
「先生にも残業代を払って!」定年間際に裁判を起こした小学校の先生の思いと“何よりも求めるもの” サラリーマンは1日8時間以上働くと「残業代」が出ます。でも、学校の先生には残業代が出ません。「給特法」という特別な法律があり、給料の4%にあたる「教職調整額」が支給されるかわりに、働いた時間に応じた残業代が出ない仕組みになっています。「これはおかしい。先生にも残業代を払って!」と言って、裁判を起こした現役の先生がいます。定年を迎える1年前に提訴。さいたま地裁では敗訴しましたが、東京高裁に控訴しています。なぜ裁判を起こしたのでしょうか? 2022.07.04 20.00
幼稚舎から慶應、異色のAV監督・二村ヒトシさんの半生「僕が興奮するのは女性が強い世界」 慶應義塾幼稚舎から慶應義塾大学に進学という華々しい経歴を持ちながら、AV業界に飛び込み男優としてデビュー。そこから監督に転身し、数々のヒット作を手がけた二村ヒトシさん。「母親が嫌がりそうなことをしようと思ったら、AV男優になっていた」と語る二村さんに、ユニークな半生をお聞きしました。 2022.06.12 19.00
いじめを乗り越え“初音ミクと結婚”した事務職員を直撃! 不変の愛を貫く姿勢に感じた「オタクのあるべき姿」 VOCALOID(ボカロ)界の人気者・初音ミクと“結婚”し、200万円をかけて結婚式をあげた近藤顕彦さんにインタビュー。夫婦生活も4年目に突入した現在、改めて「キャラクターと結婚に至った理由」や「なぜ初音ミクだったのか」を、少年期から振り返っていただいた。 2022.05.30 19.00
学校でどうしても話せない──「場面緘黙症」経験者の苦しみと“いま伝えたいこと” 「小学校の6年間、この子は場面緘黙症でした」母がそう言ったとき、自分の子ども時代にひとつの名前がついた気がした。バメンカンモクショウ。6年間、私は学校で同年代の子たちと話すことができなかった。あの経験には名前があったのか。言語能力には問題がないのに、家にいるときは楽しく会話ができるのに、学校でだけは話せなかったときのしんどさ。“自分は周りとは違う変な子どもなんだ”と思い込んでいた。だが、違った。私は「場面緘黙症の子ども」だったのだ。子ども時代は、社会生活において難なく話せるようになったいまの私と地続きになっている。 2021.12.22 17.00
【愛子さまの軌跡#3】中学時代から成人されるまでの“試練”と“成長”をいま振り返る 12月1日に成年皇族となられた天皇家の長女・愛子内親王殿下は、5日に行われる成年の行事で天皇陛下から宝冠大綬章(勲一等宝冠章)を親授される。続く儀式では、肌の露出が少ないドレスのローブモンタンから襟元が開いたライトブルーのドレス、ローブデコルテに着替えられて、天皇・皇后両陛下に深々と頭を下げてごあいさつをされる。一連の所作を何度も練習されたという。それは、新しい親子関係の始まりでもある。 2021.12.02 12.00
あたりまえに思えた日々を奪われた小学生が詠んだ「新型コロナ」と「明日への希望」 新型コロナは私たちに、「ごく普通の日常」が、いかに尊いものであったのかを教えてくれました。そして、その思いは大人だけでなく、子どもたちも同じ。毎日、学校で友だちと会えること。お話をしながら給食を食べたり、運動会や遠足ができたりすること。そんな「普通のこと」のありがたさを、たくさんの子どもたちが知ることになりました。今回は、そんな「新型コロナによって奪われた日常」への思いと「明日への希望」を詠んだ、小学5年生の男の子の短歌を紹介します。 2021.11.26 12.00
英語塾の先生の苦い体験に学ぶ、たとえ先生でも生徒に「聞いてはいけないこと」 こちらに悪気がなくても、何げない質問が、相手の神経を逆なでしたり、心を傷つけてしまったりすることがあります。特に、あなたのほうが立場が上である「職場の部下」だったらどうでしょう。無神経な質問を受けるたびに、相手は傷つき、言い返すこともできず、あなたのことがどんどん嫌いになるのではないでしょうか。これは、そんな「無神経な質問」に気がついて猛省した、ある英語塾の先生の話。 2021.10.13 21.00