村田沙耶香さんが明かす、新刊『信仰』で物語の向かう先が決まった瞬間と「おばあさんになったときの理想像」
今、世界中で日本の女性作家の小説が翻訳され、海外の読者から熱い支持を得ています。村田沙耶香さんもそのひとりで、今や38の国で村田さんの作品が読めます。2022年6月に刊行された新刊『信仰』(文藝春秋刊)の特徴は、収録されている小説とエッセイのほとんどが、先に海外で発表されたということ。インタビュー第1弾で「小説を書いているうちに自分も予想外のところに引きずられるのが面白い」と話してくれた村田さんが、新刊の裏話やごコロナ禍におけるご自身の変化、今後の展望について語ります。