『大名倒産』出演の松山ケンイチが思う節約とは「自分とつながった人が幸せじゃなければ自分も幸せになれない」
ドラマ『100万回 言えばよかった』では幽霊となり現世をさまよう直木と唯一意思の疎通ができる刑事を、NHK大河ドラマ『どうする家康』では常識にとらわれない発想の持ち主で家康に叛(そむ)いた本多正信を、映画『ロストケア』では献身的な介護士でありながら42人を殺めた殺人犯を──。今年公開・放送された作品だけでも幅広い役柄を見事に演じ、その演技力の高さを改めて感じる俳優の松山ケンイチさん。そんな松山さんが出演する映画『大名倒産』が、6月23日から公開されます。原作は、直木賞作家の浅田次郎氏による時代小説で、江戸時代を舞台に、思いがけず大名家の家督を継いだ若き藩主の運命を描いた物語です。本作で松山さんが演じたのは、徳川家康の血をひく若きプリンス・松平小四郎(神木隆之介)の兄で、うつけ者と言われながらも庭造りの才能が天才的な松平新次郎。演じた役についてや、本作で共演した神木さん、前田哲監督とのエピソードなどのほか、本作のテーマのひとつである「節約」について考えることなどをお話いただきました。