1970年代は“少年漫画の攻防”と“少女漫画の哲学化”が激アツ! 伝説の「24年組」の作品は何がスゴかったのか
「平安時代から現代まで、『漫画』はどのように扱われ、進化してきたのか」を遡ってみようじゃないか、というこの企画。前回は、主に子ども向け漫画を描くトキワ荘のメンバーが大活躍したり、劇画や『ガロ』の登場によって青年が漫画を読むようになったり、東京五輪でスポ根ブームが出てきたり……と、とにかく大忙しだった1960年代の漫画についてご紹介した。今回は、そんな1960年代のレジェンドたちが依然として活躍するなかで、さらなる盛り上がりをみせる1970年代の漫画をご紹介。この時代は「少年漫画」の攻防のほか、なんといっても「少女漫画」が激熱だ。漫画のレベルを「文学」にまで高めた時代を見てみよう。