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世界中に無限に広がる言葉たちの中から、珠玉のひと言をフムニュー編集部員が厳選し、バスケットに詰め込みました。日々を頑張るみなさんへ、一日一言、心を込めてお届けするフム!

「急に路上で裸の女の人を見たみたいに、それくらいの衝撃があります」

安住紳一郎アナウンサー

 

 路上に、は、裸の女性!?

 TBSの安住アナウンサーがこんなふうに表現するもの。いったい何だと思いますか?



 実はハクモクレンの花をたとえた言葉なのです。

 ハクモクレンとは、中国原産のモクレン科の落葉高木。公園の樹木や街路樹としてよく見かけるので、写真を見たら「あ! これか」と思う方が多いのではないでしょうか。

ハクモクレン。手のひらくらいの大きさの花が咲く

 もふもふの銀色の毛に包まれたつぼみが膨らみ始めたと思うと、春の訪れはもう間近。桜の開花より少し早い3月〜4月に優しいクリーム色の花を咲かせます。私の通勤途中の道にあるハクモクレンも満開で、見ごろを迎えています。

 安住アナウンサーはパーソナリティーを務める『日曜天国』(TBSラジオ)で過去に何度か、ハクモクレンへの恋にも似たような(!?)思いを告白。3月5日の放送では「大きな花で私も深夜、突然出くわしてねぇ、ハクモクレンのファンになってしまいました。生命力あふれる木なんでねぇ」「早朝のちょっと日が明けて、薄暗くようやく目が慣れてきたころくらいにね。急に路上で裸の女の人を見たみたいに、それくらいの衝撃があります」とその魅力を解説。安住さんにとってはハクモクレンの大輪の花が、夜明けの薄闇に浮かび上がる美女に見えたんだなぁ……と、彼らしい感受性と言葉選びに感心しました。

 私は日中の楚々とした印象のハクモクレンしか見ていませんでしたが、艶やかな夜の顔も見てみたい! と思いました。そういえば近くにハクモクレンがあったなという方、ぜひ夜から早朝にかけて眺めてみてはどうでしょう。(知)

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