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世界中に無限に広がる言葉たちの中から、珠玉のひと言をフムニュー編集部員が厳選し、バスケットに詰め込みました。日々を頑張るみなさんへ、一日一言、心を込めてお届けするフム!

New 新着

実を言うと社長をやっていた時は金儲けが財産だと思っていたけど、結局、友達こそ本当の財産だ。

4月、コロナも少し収まり、全国の会社で対面での入社式が久しぶりに行われたのではないでしょうか? オフィス街の昼下がり、真新しいスーツに眩しいくらいの白いワイシャツを着た若者たちが、少し不安げにお昼ご飯を食べる店を探している光景を目にします。...

石部金吉

「石部金吉(いしべきんきち)って知ってる?」「いえ、知りません。誰ですか?」「人の名前じゃないんだよ」「え?」「四字熟語なんだよね。ほら」《石と金の二つの硬いものを並べて人名のようにした語》非常にきまじめで物堅い人。特に、女色(じょしょく)...

お前たち、わし、今朝からメシ食ったか?

「博物学の巨星」とも呼ばれる、和歌山県生まれの博物学者・南方熊楠。 熊楠氏は幼少期から抜群の記憶力で周囲を驚かせるものの、優等生ではなかったといいます。というのも、授業には興味がわかず、思うままに野山を走り回っては、植物や貝類などの標本の採...

覚えていて悲しくなるより、忘れて笑っているほうがいい

私は記憶力があまりいいほうではありません。過去のことを映像として覚えているとか、写真のようにそのときの様子がそっくり頭に焼き付いて忘れないとか、すごい記憶力の持ち主の話を聞くと、さぞ勉強も不便なくできただろうなとうらやましく思います。 自分...

仏ほっとけ、神かまうな

珍しいことわざを探していて発見。「神や仏を敬うのはいいけど、度が過ぎた信仰はよくない。神や仏をあてにするな」という意味になるそうです。 意味はいいと思うんですが、おじさんが若い人に向かって言うと、あ、ダジャレだ!と思われてしまうので、ラップ...

SZIMPATIKUS

私の大好きな書籍『翻訳できない 世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳/創元社刊)。タイトルのとおり、ひと言では訳せない、世界のユニークな単語たちが紹介されている本書に掲載されていることばのなかから、私が特に感銘や衝撃...

TRETAR

私の大好きな書籍『翻訳できない 世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース著/前田まゆみ訳/創元社刊)。タイトルのとおり、ひと言では訳せない、世界のユニークな単語たちが紹介されている本書に掲載されていることばのなかから、私が特に感銘や衝撃...

アマメがフを笑う

「山笑う」「失笑」と続いたので、もう1つ。「アマメがフを笑う」 鹿児島弁のことわざで、「アマメ」は「ゴキブリ」、「フ」は「カメムシ」のこと。直訳すると「ゴキブリがカメムシを笑う」だそうです。 意味は、どちらも悪臭を放つ嫌われ者(害虫)なのに...

失笑する

「失笑する」の意味は? と聞かれたら、「笑いも出ないくらいあきれる」と答える人は多いのではないでしょうか。私もそう思っていましたが、これは本来の意味としては間違いでした。恥ずかしながら、また編集者としてお詫びしなければなりません。「失笑する...

山笑う

「山笑う」は、俳句で使う春の季語です。山にある木々や草花が一斉に芽吹き、明るく咲きほこる様子を表した言葉です。わずか17文字でつづ綴(つづ)る俳句は、できるだけ簡潔にものの様子を描写する表現が多いのですが、その中でもこの季語は、お気に入りの...