劇団四季『ライオンキング』で23年間ラフィキを演じ続け、後輩へとつなぐ“バトン” 20年以上のロングランで、観客を魅了してきたミュージカル『ライオンキング』。その舞台に初演時から立ち続けている“ベテラン”が語る作品への思いとは──。 2021.11.04 20.00
元編集者の浪曲師、100人に満たない話芸の世界へ飛び込んでつかんだ「最大の幸せ」 「浪曲(浪花節)」と聞くと、「なんだかよくわからないけれど、かすれた声でうなっている芸」で、年寄りが聴くものだろうと思いがち。だが今、関東唯一の浪曲の定席である「木馬亭」をはじめ、渋谷でのらくご会やホールでの浪曲の会などに、若い人たちが足を運んでいる。そんな中、幅広い活躍で注目を集めているのが浪曲師の玉川奈々福さんだ。 2021.10.19 20.00
「施設を作るだけでマイナス」と言われても、福島に原子力災害考証館ができた理由 2021年3月12日、福島県いわき市にある老舗温泉旅館の一室に、「原子力災害考証館 furusato」ができました。旅館の主人の里見喜生さん(53)は、「観光地にマイナスになる」という周囲の心配を受け止めつつ、原発事故やエネルギー問題を考えるための施設をオープンさせました。「民間の人間として、原子力災害の被災地の”声なき声”を伝えたい」──。里見さんが考証館に込めた思いを聞きました。 2021.10.11 19.00
【新型コロナ】まさかの感染で生活が一変した夫婦、陽性から入院までの“克明な記録” 新型コロナウイルス。ニュースなどで毎日のように目にしている病気だが、まさか自分がかかるなんて。「入院はいつまでだろう」。私はフリーライターだ。仕事ができなければ、そのぶん収入がなくなる。身体のつらさより、不安のほうが大きかった。病院での隔離生活も想像がつかなくて怖い。回復し日常生活を取り戻した今、そのときを冷静に振り返ることができるようになった。新型コロナにかかったからこそわかったことを、この記事で伝えたい。 2021.04.18 17.00
南三陸防災対策庁舎で犠牲、息子の帰宅を10年待ってケーキはいつも「半分こ」 自宅の仏壇に朝ごはんを供える。きょうの献立はいもの天ぷら、ほうれん草のおひたし、豚汁、ごはん。線香を焚き、手を合わせ、顔をあげて写真の宏規さんを見つめる。宮城県気仙沼市の村上勝正さん(71)・和子さん(68)夫妻の日課だ。夜ごはんの時間になるとまた取り替える。あの日までここで3人で暮らしていた。 2021.03.08 05.00
震災で妻を失って10年、夢中で恋していたあのころ、そして夢に出てきた妻へのキス 岩手県陸前高田市の佐々木一義さん(67)の妻・美和子さん(当時57)は市内のそば店で出前担当をしており、近くに住む実母の様子を見に行って津波の犠牲になったとみられる。遺体は3週間後に見つかった。4人の子どもは独立しており、ふたり暮らしだった。あれから10年──。 2021.03.06 13.00
家族4人を亡くした「父と息子の10年」、行方不明の母も一緒に眠るお墓から見えるもの 墓所は復興途上の街並みを見渡せる高台にあった。岩手県大槌町の水産関連会社に勤務する千葉孝幸さん(55)と長男・雄貴さん(21)は、慣れた足取りで家族が眠るお墓の前に立ち、静かに手を合わせた。 2021.03.05 05.00
遠藤憲一「女房には相当ストレスをかけた」初めて明かす妻への想いと独立後の15年 テレビ番組から映画まで出演作が絶えず、昨今ますます活躍の場を広げている俳優・遠藤憲一(59)。17歳のときに演劇と出会い、人生は一変。29歳で結婚し、現所属事務所の代表兼マネージメントを務めるのは、妻・昌子さんだ。仕事もプライベートも2人で一緒に歩んできたこれまで、そして、続いていくこれから──。 2021.03.04 19.00
仲野太賀の父・中野英雄の息子愛が止まらない! 「アイツが事件を起こしたら俺は」 映画『アウトレイジ』シリーズを始め、Vシネマやアウトロー作品には欠かせないバイプレイヤーとして活躍する俳優・中野英雄。その次男は、ドラマや映画に引っ張りだこの若手俳優・仲野太賀だ。息子の出演作が発表されるたびに《頑張れ!》《みなさんぜひ見てください!》とSNSからエールを送る“親バカ”な姿には、思わず笑みがこぼれる。現在の息子の姿を父として、同じ「俳優」のひとりとして、どう見守っているのだろうか。 2020.12.08 19.00
たんぽぽ・白鳥「笑うのも許されぬ日々」10年超のいじめに耐えた今だから語れること 中学生から大学生のときまで、いじめられていたというお笑いコンビ『たんぽぽ』の白鳥久美子さん。いじめがつらくて、ビルから飛び降りたいと思ったこともある。本や演劇などに没頭し、妄想することで悲しい現実から逃げていたという。「生きやすいところへ逃げる」という方法は、いじめが多く、ストレス大国の日本において、私たちの大きなヒントになりそうだ。 2020.11.25 19.00