
塚本晋也監督が語る映画作りへの情熱。伝説の“ゲリラ撮影”、ハリウッド版『鉄男』が実現しなかった理由とは
クロのスタイリッシュでスピーディーな映像が自主制作ながらも話題となった『鉄男』(1989年公開)で、90年代の邦画界にすい星のごとく現れた塚本晋也監督(63)。女性の自立とエロティシズムを描き、ヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『六月の蛇』(2003年公開)や、戦争の残虐さを余すところなく表現した『野火』(2015年公開)では、毎日映画コンクールをはじめとする数多くの映画賞を受賞しました。インタビュー前編では、塚本監督の映画製作についてたっぷり話してもらいました。