
『ゴ・エ・ミヨ』で「期待の若手シェフ賞」受賞の古屋聖良氏、3時起きの特訓や海外修業を乗り越え“新たな挑戦”へ
東京・麻布十番の裏道にたたずむ人気店「クラージュ」。そこで料理の腕をふるうのは、2022年、フランスのレストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』の日本版で「期待の若手シェフ賞」を受賞した古屋聖良シェフだ。才能と情熱、技術力にあふれ、今後の活躍を大いに期待させる新進気鋭の料理人が女性であることも話題を呼んだ。本人は「特別な苦労はなかった」と話すが、男性社会の中で料理人として切り開いてきた道は、険しいものだっただろう。そこに到達するまでの紆余曲折が、いまの成功を勝ち取らせた。古屋シェフに、料理人になるまでの道のりや名物シェフのもとでの修業の思い出、今後への意気込みを聞いた。