「完璧を目指さず肩の力を抜いて……」介護に仕事に子育て、すべてと向き合った岸田雪子さんが選んだ“未来” いじめ問題など教育や子育て課題の取材を20年以上にわたって続け、新著『スウェーデンに学ぶ幸せな子育て 子どもの考える力を伸ばす聴き方・伝え方』を出版したばかりの日本テレビ元キャスターでジャーナリストの岸田雪子さん。自身が直面した、子育てと介護を同時に担う「ダブルケア」と仕事の両立、思春期を迎えたひとり息子との日々を語ってくれた。 2022.02.04 12.00
岸田雪子さん、20年以上いじめ・子育て課題の取材を続けて見いだした「日本にいちばん足りないものは親支援」 日本テレビのニュースコーナーでおなじみだった、キャスターの岸田雪子さん。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)での、宮根誠司さんとの軽妙なやりとりが印象深い。'93年の入社以来、報道一筋。政治や社会、国際情勢など幅広く取材しながら、特にいじめや子育ての課題と熱心に向き合ってきた。結婚、出産、退社をへて、いまは思春期真っただ中のひとり息子と向き合う母親でもある。ジャーナリストとして、ひとりの母親として、子育てに悩む親たちに、いま伝えたいことがある。 2022.02.03 12.00
仕事もコロナ禍も「やりたいことを諦める理由にならない」、会社員兼作家が見出した“令和の新しい生き方” 会社員兼作家として二足のわらじをはき、毎年、何本もの評論を執筆する手条萌さん。年号が令和に変わった2019年の冬、転機を迎えた。「このころから、お笑い評論の同人誌を出すようになりました」最初に出した評論同人誌が好評を得たことで、手条さんはお笑い評論を主軸にするようになる。お笑い評論に関係したメディア出演や記事執筆のオファーも来るようになった。一方でコロナ禍は、手条さんの評論の読者層や作品の売り方にも影響を与えた──。 2022.01.27 12.00
“カレー女子”と呼ばれてから約10年、異色の評論作家・手条萌さんが会社員をしながら本を出し続けるのはなぜ? 平成元年生まれの評論作家・手条萌さんは、平日は会社員をしながら休日に評論を書いている。2016年、手条さんは初めての商業出版となる著書『カレーの愛し方、殺し方』を刊行。それをきっかけに、数々のテレビやラジオに出演した。手条さんは当時を振り返ってこう話す。「あのころは、メディアで“わかりやすいキャラ”を作らないとダメだと思い込んで、“カレー女子”として、『カレーのおすすめ店ランキング』とか、論じることがメインでない仕事の依頼も受けていました。でも、だんだんと気づいてきたんですよね。私が書きたいのは、思考のきっかけを誰かに与えることのできる評論だって」手条さんが抱いた思いは、10年近く経った今も変わっていない。 2022.01.26 17.00
50代で起業した「松之助」オーナー、60代半ばでアメリカ人男性と再婚「私のサードライフが始まった」 京都に「Cafe & Pantry 松之助」、東京・代官山に「MATSUNOSUKE N.Y.」を構える平野顕子さん。アメリカ・ニューイングランド地方の伝統的焼き菓子を学び、50歳を過ぎてから、まずは京都の中心地に教室兼お店をオープンさせた。その後、店舗拡大、共同経営、海外出店などを経験し、60代で再婚。常に前向きにチャレンジし、道を切り開いてきた平野さんの原動力はどこにあるのか? 2022.01.22 12.00
“夫に仕える人生”だった港町の専業主婦が45歳で離婚、行列のできる焼き菓子店オーナーになるまでの激動の半生 おしゃれな大人の街として知られる代官山。その一角にある「MATSUNOSUKE N.Y.」は、いつも「おいしいものが好き」な女性たちでにぎわっている。ここは「Cafe & Pantry 松之助」京都本店の東京店。アメリカ・ニューイングランド地方の伝統的焼き菓子を継承する平野顕子さんがオーナーパティシエだ。平野さんは京都にある能装束織物の織元の家に生まれた箱入り娘だったが、45歳以降、離婚、留学、起業、再婚……と、人生が激変。なぜ、平穏を捨ててチャレンジングな道を歩み始めたのか? 2022.01.21 12.00
「どうして猫のように生きないんだろう」養老孟司先生が教える“楽に生きるヒント” 2020年12月21日に、2002年から19年連れ添った(?)愛猫のまるちゃんを見送った解剖学者で作家の養老孟司先生。お互いにつかず離れず、飄々(ひょうひょう)としたその毎日を、テレビ番組などで目にした人も多いはず。養老先生はそんなまるちゃんとの毎日を、こんなふうに解剖してみせる──。 2022.01.15 12.01
60代で年下男性と再婚し今がいちばん幸せ!人気アップルパイ店「松之助」オーナーが直観を信じて前に進む理由 京都と東京・代官山に店舗のある焼き菓子のお店「松之助」。オーナーの平野顕子さんは、45歳での専業主婦卒業から、渡米、女性実業家への転身、ニューヨーク進出の失敗、ひとまわり以上年下のアメリカ人との再婚など紆余曲折をへて、70歳を過ぎ、もっとも自然体な人生を手に入れました。その半生をつづった『「松之助」オーナー・平野顕子のやってみはったら! 60歳からのサードライフ』の出版を記念して、「ディーン&デルーカ」とのコラボイベントが開催されました。そのレポートで語られた平野さんの言葉をお届けします。 2022.01.14 21.00
『ぷよぷよ』の成功から裸一貫となり『にょきにょき』でまた借金、ゲーム制作者・仁井谷さんが目指す大逆転劇 男の子の遊びという印象が強かったテレビゲームを「女の子が夢中に」「家族みんなで楽しめる」娯楽に昇華させた作品『ぷよぷよ』を世に出した仁井谷正充氏。しかし事業拡大に失敗して倒産。『ぷよぷよ』の権利も売る羽目に。裸一環となった氏はその後、転々。新作『にょきにょき』でリベンジを狙ったが……。 2022.01.06 12.01
平成文化研究家・山下メロが、1500万円以上の私財を投じて全国の土産品を集めるワケ 大量のキーホルダーの前にたたずむ男性。彼の名は山下メロ(40)。『#平成レトロ』という言葉を提唱し、記憶が薄れゆく平成初期の文化を研究している。また、'80年から'90年代のバブル期に、日本各地の観光地で売られていた子ども向けの可愛らしい土産品を『ファンシー絵みやげ』と名づけ、全国各地の土産物店をまわって収集するコレクターでもある。なぜ彼は「平成レトロ」に魅せられてしまったのか。そのルーツに迫る。 2021.12.08 19.00