暗黒批評家・後藤護さんがSNS全盛の令和にこそ「黒人音楽」を通して探りたかったものとは 『黒人音楽史―奇想の宇宙』(中央公論新社)の著者で暗黒批評家及び映画・音楽ライター、翻訳家の後藤護さんインタビュー第2弾をお届けします。第1弾では、一見結びつかないようなブルースと鳥獣戯画を合わせて論じた背景などを伺いましたが、後半の話題はジャズやヒップホップについて。そうした黒人音楽から見えてくるのは、どのような風景だったのでしょうか。 2023.05.19 21.00
ブルースと「鳥獣戯画」はリンクしていた!? “暗黒批評家”がいざなう目からウロコの黒人音楽の世界 暗黒批評家で、映画・音楽ライター及び翻訳家でもある後藤護さんが、黒人音楽の精神史を異端的な観点からアクロバティックに論じた批評集『黒人音楽史―奇想の宇宙』(中央公論新社)。取り上げられるジャンルは、黒人霊歌、ブルース、ジャズ、ファンク、ホラーコア、ヒップホップと幅広く、特に黒人音楽の真髄だという「知性・隠喩・超絶技巧」に着目しています。また、本書では一見、黒人音楽と関係がないような古今東西のあらゆる文献と交錯させて論じられており、他に類を見ない、まったく新しい批評集となりました。著者の後藤さんに、黒人音楽を論じた背景について聞きました。 2023.05.19 20.00
「ストレスがない人」ほど要注意! “耳の不調”こそ身体の警報機。耳管開放症のセルフケア方法を医師が解説 人によって症状がさまざまで、検査で異常を発見しづらいことから診断がつきにくい「耳管開放症」。自律神経の乱れが原因とされ、根本的な治療のためには心身のバランスを整える必要があるという。しかし、どうやって整えていけばいいのだろうか? 2023.05.03 12.01
「耳管開放症」って知ってる? 耳鳴りやめまいが生じる“現代病の原因と治し方を”医師に聞いた 「耳管開放症」という病名を聞いたことがあるだろうか? 主な症状としては、「耳がふさがった感じがする(耳閉感)」、「自分の声が響いて聞こえる(自声強聴)」「自分の呼吸音が聞こえる」といったもので、人によっては「耳鳴りがする」「水の中に入っているような感じがする」などと感じるという。耳管とは、のどにつながる部分から鼓膜の奥の空洞(中耳)に連なる、耳と鼻の奥をつないでいる管状の器官で、耳の奥にある。通常の状態であれば、この耳管はしっかり閉じているのだが、開いたままになっているのが「耳管開放症」だ。 2023.05.03 12.00
バラエティー番組で人気の印象評論家が教える「マスク依存はこんなにビジネスチャンスを逃している!」 マスクの着用が個人の判断に委ねられるようになり、実質的なマスク解禁から、早くも2か月がたちました。IT企業の調査(リーディングテック社によるマスク着用の調査)によると、その理由のひとつに“顔を見られるのが恥ずかしい”というのが、女性を中心に約3割を占めています。しかし、実はマスクをつけることで、「人との出会いや、ビジネスチャンスを逃している」と話すのは、テレビ番組などでご活躍している、印象評論家・美有姫さん。今回、美有姫さんに「マスク依存」から抜け出す方法や、その利点について伺いました。 2023.05.02 18.00
【つぶやきシロー、心折れる】自転車にまつわる“壮大プロジェクト”で、まさかの悲劇に見舞われたよね〜 綿棒の棒の部分がやわらかいとさ、耳の穴に入れても、ぐにゅって曲がっちゃうから、なんかな~、棒は硬いほうがいいよね。あと先っちょがモコモコモコって団子を刺したみたいになっている綿棒、あれいいな~、でも憧れるのをやめましょう。どうも、つぶやきです。 2023.04.28 21.00
駅から消えゆく時刻表が鉄道グッズに。江ノ電と近鉄、デジタル時代での「逆転の発想」 駅のホームに掲示されてきた時刻表が、姿を消しつつある。鉄道各社のコスト削減とスマホアプリの普及によるものだが、一部の私鉄で意外な形で有料グッズ化され、ファンや利用客の間で評判だという。デジタル化を逆手に取った、逆転の発想とは? 2023.04.26 07.00
「子どもの声がうるさい」青木島遊園地廃止の問題から考える、“騒音トラブル”の当事者にならないための予防法 長年にわたり、一部住民から「子どもたちの声がうるさい」との苦情が寄せられていた長野市の青木島遊園地。存続を求める声もあったが、同遊園地は借地で、さらには管理の担い手もいないことから県は4月末での廃止を決定。この決定が一部住民の声が公園を廃園に追い込んだように見え、日本中から注目されることになってしまったのだ。騒音問題の本質と予防法について騒音問題ジャーナリストで騒音問題総合研究所代表の橋本典久さんに話を聞いた。 2023.04.23 12.00
【池田ビッグベイビー、または世界#8】もう一緒には住めないけど コアなファンが多く注目を集めるサブカル解説YouTuber・おませちゃんブラザーズ。そのメンバーである、わるい本田さん、池田ビッグベイビーさん、矢崎さんが週替わりでおませなコラムをお届けします!今週は「池田ビッグベイビー、または世界」。シアトルでの忘れえぬ思い出はクリスからジェフ、そしてあの映画へ!(連載第7回参照) 2023.04.21 20.00
「人間は植物より偉い」は本当?『植物考』著者と見つめ直す、現代人が圧倒的に忘れていること 植物は私たちの生活において、意識せずともいつも身近にある。室内の観葉植物、庭の花壇や家庭菜園を愛でている人はもちろん、そうでなくとも普段歩く道では雑草を目にしているだろうし、毎日のように野菜を口にしているはずだ。しかし、人々は無意識に植物を下等なものとみなしていないだろうか? はたして本当に人間は植物よりも高等なのか? そうした問いのもと、植物のふるまいについて歴史学や生物学などを横断して論じた書籍が『植物考』(生きのびるブックス)。植物に対するステレオタイプが次々と崩されていく快著だ。著者の歴史学者・藤原辰史さんに、植物を通じて見えてきたことについてうかがった。 2023.04.19 20.30