
琉球王国の伝統菓子を守り継ぐ! 経営難と愛する人の死を乗り越え奮闘する「南島製菓」4代目の“情熱”と“使命感”
今から600年近く前、沖縄県は「琉球王国」と呼ばれ、日本とは異なる独自の文化を育んでいました。1429年から1879年の450年にわたって存在していた琉球王国の遺産としては、首里城(現在は再建・復興中)ほか、たくさんのグスク(城)や史跡が県内全域に点在していますが、ウチナーンチュ(沖縄の人)の日々の暮らしに欠かせない食文化にも王国の名残りが。今回は、海外の使節団をもてなすために宮廷で作られていたとされる、「琉球菓子」を伝承する人物を紹介します。