漫画の超激動期=1960年代がアツい!「トキワ荘」「戯画」「ガロ系」など多彩なキーワードとともに振り返る
漫画が今みたいに「コマ割りがあって、吹き出しがあって」という形になったのは、意外とここ100年くらいのことで、大人が普通に漫画を楽しめるようになったのは、ここ60〜70年くらいのこと。つまり、漫画は信じられないスピードで進化して、今に至るのです。そんな漫画の歴史を「おしゃべりするくらいの感覚で気軽に追ってみよう」というのが、この企画。前回は神様・手塚治虫が漫画に革命を起こした戦中・戦後の漫画について紹介しました。今回は1960年代について。漫画が子どもにとって欠かせない存在になる一方、青年も漫画を読むのが普通になったり、東京五輪を受けての“スポ根ブーム”が起きたり、少女漫画の表現にも革命が起きたり……。とにかく大激動の時代です。