思わず誰かにLINEしたくなる、おもしろ雑学を紹介。今回は、「木綿豆腐と絹ごし豆腐」について。29歳独男記者が日常の疑問を解決!

【Q】木綿豆腐と絹ごし豆腐、おすすめの使い分け方は?

【A】豆腐に味を染み込ませたいのか、さっぱり食べたいのかで使い分けるのがおすすめ
(一般社団法人日本豆腐マイスター協会の磯貝剛成さん)

 すき焼きに牡蠣(かき)鍋にもつ鍋……。鍋がおいしい季節は何鍋にするかも迷うけれど、鍋に入れる豆腐についても迷うところ。そもそも、木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いって?

 “豆腐マイスター”の磯貝剛成さんに詳しく教えてもらった。

「木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いは、簡単にいうと水切りをしているかどうか。木綿豆腐は豆乳ににがりを入れて固めた後、崩してから穴のあいた型箱に入れ、圧をかけて水を切ってから成形しているんです」

 木綿豆腐は1度崩してから再度、固めているため、内部に空間ができて味が染み込みやすくなっている。

 栄養面でいうと、絹ごし豆腐のほうが水分が多いぶん、カロリーもタンパク質の量も少ない。水切りで微量のカリウムやマグネシウム、アミノ酸やにがりなどが失われるものの、総量としては木綿豆腐のほうが栄養価が高いという。

 それぞれの使い分け方はどうか。

煮物など味を染み込ませたいときは木綿豆腐、サラダなどつるっとした食感を楽しみたいときは絹ごし豆腐がおすすめです。鍋であれば、薄味のだしのときは木綿豆腐で味を染み込ませ、チゲや味噌などの濃い味のときは絹ごし豆腐にすると辛さとさっぱり感が合わさって、おいしく食べられます」(磯貝さん)

 味を染み込ませたいときは、豆腐は早めに入れておくのが正解。

 豆腐は三角形に切ると煮崩れしにくく、三角形の頂点を下にして箸で持つと崩さずにすくうことができる。