遠回しな表現が誤解を招く【職場編】
遠慮する気持ちが、遠回しで曖昧な表現となりがち。相手に伝わりつつ、失礼にならない言い方を!
【NG】「ご苦労さまです」
【OK】「お疲れさまです」
【OK】「お疲れさまです」
・目下の人に対して使う言葉だった
「ご苦労さま」は、上の立場の人が目下の人に言う言葉。上司はもちろん、同僚にも、うっかり職場で使うと「あなたの部下じゃない! 」と反発心を持たれかねない。相手をねぎらうときは、目上の人にも使える「お疲れさま」を。または、シーンに合わせて「おはようございます」「失礼します」などを使い分けるとベスト。
【NG】「ついでにお願いね」
【OK】「この件も追加でお願いできる?」
【OK】「この件も追加でお願いできる?」
・失礼な甘えは嫌われる原因
自分にとっては「ついで」にできそうな仕事でも、相手はそう思わない可能性がある。そもそも「ついで」という言葉はプラスイメージがない表現で、ないがしろに扱われていると受け取られかねない。「もうひとつお願いできる?」ともとの話と分けてお願いを。あくまでも追加なので、断られても仕方ないと割り切ったうえで話して。
【NG】「できたらやります」
【OK】「できるかどうか確認して連絡します」
【OK】「できるかどうか確認して連絡します」
・曖昧な返事は相手に迷惑をかける
すぐにできるかわからない場合は「確認して明日ご連絡します」と、返事ができる期日を伝えて。「行けたら行きます」も同様で、「確認してから明日お答えします」などと伝えると好印象。また最初からできないとわかっているのに、断るのは気が引けるからと、思わせぶりな返事をするのもNG。相手に迷惑をかけ、信頼をも失いかねない。