見どころを紹介!
朝ドラ初となる3人のヒロインが登場する『カムカムエヴリバディ』。大正14年に岡山で生まれた初代ヒロイン・安子を上白石萌音。安子の娘で、昭和30年代の大阪から始まる2代目ヒロイン・るいを深津絵里。そして、るいの娘で昭和40年代の京都から始まる3代目ヒロイン・ひなたを川栄李奈が演じ、ラジオ講座とともに歩んだ3世代の親子の、100年にわたる家族のストーリーが紡がれていく。
最初の岡山編では、『たちばな』という和菓子屋に生まれた安子が、ラジオ講座との出会いをきっかけに英語を学び始め、人生を切り開いていくことに。はたして、親子3世代に渡るバトンは、どのように受け継がれていくのか。波瀾(はらん)万丈の物語は、朝から見逃せない!
【“カムカムエヴリバディ”とは何?】
戦後に放送開始した、平川唯一さんが講師を務めたNHKラジオ英語講座のオープニング曲のタイトル。当時この曲が流れると、大人から子どもまで明るい歌声に励まされた。そこには、戦後の重苦しい日本を明るくしたいという平川さんの願いもあった。“カムカムエヴリバディ”は、いまを生きる人たちの未来を切り開くパワーワードになるのではという思いも込めて、このタイトルに決定したそう。
先出しストーリー
【第1週】
岡山の和菓子屋に生まれた安子は、あんこの甘い匂いに包まれて成長し14歳に。ある日、店番をしていると、雉真繊維の跡取りで、大学生の稔(松村北斗)がやってくる。偶然、稔が英語を話せることを知った安子は。ラジオ英語講座のことを教えてもらい、英語に夢中に。と同時に、稔にも次第に恋心を募らせていくが、それを知った稔の弟で同級生の勇(村上虹郎)から、跡取りの兄とは釣り合わないと言われてしまう。
【第2週】
安子は夏休みが終わり大学のある大阪に帰った稔と文通を始めていた。そんな中、ダンサーを目指していた兄の算太(濱田岳)が、借金問題で家から勘当される。安子は家業を継ぐ婿を迎え入れるべく見合いをすすめられ、気持ちを整理するため稔に会いに大阪へと向かう。一方、勇も安子に思いを寄せていて、甲子園に出場できたら気持ちを伝えようと練習に励むが、戦争の影響で大会が中止になり……。