【5】買い物後の肉や野菜の保存の仕方で「あとがラク」

 食事のおかずは1品だけでなく、何種類か用意したいと考えているくぅちゃん。

「料理の品数を増やすには、買い物から帰ったあとのひと手間が大事。すぐ使わない肉は小分けにして冷凍を」

 しょうが焼き用に使う肉は味をつけて冷凍。ほかにも野菜炒め用の肉、焼きそば用の肉など、1回に使う分量ごとに肉を分けて冷凍することで、解凍してすぐに使える。

 野菜を買ってきたときは、ゆでてから冷蔵庫で保存するが、ねぎは、生のまま刻んで冷凍庫へ。

「ブロッコリーやほうれんそうなどのゆで野菜を作り置きするコツは、ゆでるだけで“味つけをしないこと”。食べるときにサラダやおひたしなど、毎回、違う味つけにすれば飽きずに食べられます」

小分けにした肉や冷凍保存の野菜などが、整然と並ぶ冷凍室。週末までには食べ切って、きれいになくなる 撮影/山田智絵

【6】野菜は同じお湯で順番にボイル

「いろいろな野菜を別々にゆでていくのは結構大変。私は沸かしたお湯をすぐに捨てないで、何種類かの野菜を次々にゆでるように。何回もお湯を沸かす手間が省け、時短になります。水道代やガス代も節約に」

 くぅちゃんがゆでる順番は、アクが少なくお湯が濁りにくい野菜から。最後にアクが強いほうれんそうをゆでるという。この順番でゆでれば、短時間でたくさんのゆで野菜のストックを作ることができて便利。

●野菜をゆでる順番はコレ
(1)お湯が濁りにくいもの:もやし、キャベツ、ブロッコリーなど
(2)お湯に少し色がつくもの:にんじんなど
(3)アクが強くお湯が濁るもの:ほうれんそうなど

【7】朝食は定番メニューに決めておく

 時間に追われる朝食は、いつも同じ定番メニューに決めておくと献立を考える負担を減らせる。必要な食材も定番化され、さまざまな食材を買いすぎて余ってしまうこともない。買い忘れも防げる。

「うちでは夫の朝食は、本人の希望でヨーグルトとコーヒーが定番。毎日のことなので、ヨーグルトを購入していては割高に。そこで、購入したヨーグルトメーカーが活躍しています」

 くぅちゃん自身や2人のお子さんはお茶漬けやおにぎり、トーストが定番。

「昨夜のおかずが残っていたら、それを食べることもあるし、常備品のウインナーやハムを出すことも。朝食にはあまりお金をかけません」

【8】晩酌をするならお酒の種類を割安なものに

 お酒好きの人がお酒代を節約する場合、飲む量を減らすとストレスになることも。そんなときは、お酒の種類や買い方を変えてみては。缶入りのチューハイやビールをやめて、業務用の大容量ウイスキーにしたところ、量を減らさずにお酒代を節約できた。

「夫婦ともにお酒が好きなわが家は、割安な4リットルのペットボトル入りウイスキーをまとめて4本ずつ、楽天スーパーセールのときに注文しています。配達してもらえて、ポイントもたまるのでお得

 ウイスキーを炭酸水で割ったハイボールが今のお気に入り。炭酸水は、炭酸水メーカーを使って自分で作る。

「炭酸水のボトルを購入するよりも費用が抑えられるので、買ってよかったと心底思ってます」

晩酌に欠かせない炭酸水メーカー(写真左)。炭酸の強さを調節可能。自分で作った炭酸水は冷蔵庫に常備している 撮影/山田智絵

(取材・文/松澤ゆかり)