フムニューで連載中の「こんにちはブッダ」はもうチェック済みですか? 面白いコラムを読みたい人、星野源さんが大好きな人、仏教にちょっと興味があるという人には特にオススメです!
執筆者は文筆業のほか、宗派を超えた僧侶らが集まって作ったフリーペーパー『フリースタイルな僧侶たち』の編集長も務めるなど、マルチに活躍する僧侶界の新星・稲田ズイキさん。誰でも楽しく読める軽快な語り口でスルスルと仏教の世界に誘い込み、気づけば深遠なるブッダの教えをそっと語りかけてくれる。独自の視点を持つ稲田さんの筆力が光るコラム連載です。
そんな稲田さんが「野生のブッダ」(=仏教を経由せず無意識で仏教の悟りの境地に達している人)と呼んでいるのが星野源さん。これまで6回更新されている連載全ての回で源さんの歌詞を仏教的視点で読み解いています。
編集者である私が特に印象に残っているのが、第1回目の『ばらばら』(記事はこちら)。《世界は ひとつじゃない》《本物はあなた わたしは偽物》と歌われるこの曲の世界観に当てはまる仏教用語として、稲田さんは「無我」を挙げます。
「無我」というと日常的には「我をなくす」「無心であること」といった意味で使われていますが、稲田さんによれば仏教では、「この世のすべてのものは互いに影響し合いながら存在していて、たったひとりで独立して存在しているものはない」という意味なのだそう。
野生的に「無我」の教えを導き出し、歌う源さんの「悟り」っぷりに驚くとともに、稲田さんの分析力に舌を巻きます。詳しくはぜひコラムを読んでみてください。
本当に残念ですが、「こんにちはブッダ」は次回の更新が最後となります(涙)。最終回の原稿もどうぞお楽しみに!!(知)