メッセージの受け取り方は人それぞれ

 ちなみに、アニマルコミュニケーションの能力にも個性があって、(1)映像として見えるタイプ、(2)思考(メッセージ)として受け取るタイプ、(3)感情として受け取るタイプと、主に3つのタイプがあるとShioriさん。

 これは第六感を受け取るアンテナが1本だけじゃないために生まれる個人差で、最初のうちは、生きものの考えなのか、自分の考えなのかわからないこともよくあると言う。

「私は主に映像でメッセージを受け取り、そこに動物の思考と感情が乗ってくるというように、すべてのツールをフル活用して動物とコミュニケーションを取っていますが、最初の頃は感情と思考だけで動物とお話ししていました。得意なコミュニケーションツールは人それぞれです」

 Shioriさんの場合、映画でも見るように生きものの姿が見え、声が聞こえ、メッセージが受け取れるそう。さらにこんなことも。

以前、30年前と50年前に亡くなったわんちゃんとコミュニケーションをしたいとご依頼を受けたことがありました。でもお写真がないんです。一か八かやってみたら、2頭ともちゃんと生前の姿が見えて、毛色や犬種などを伝えることで、その子とお話ししている証明をしたことがあります

 ちなみに、“気持ちがいいなあ”“清々しいなあ”と思えるものに接する行為──具体的には植物のエッセンシャルオイルやフラワーエッセンスを使用することは、アンテナのサビを落とし、感度を上げるのに効果的だ。掃除にも効果があると言う。

「動物とつながりやすい状態とは、自分の波長を、できる限り動物の波長に近い状態にすることです。その助けをしてくれるのが、一般的に言われる『浄化』だったり『波動を上げる』ことです。手っ取り早い方法としては『植物』の力を借りるのがおすすめです」

ハワイに移住してアニマルコミュニケーターとして活躍

 そして一度でも生きものと話す体験ができてしまえば、それ以降はアニマルコミュニケーション能力は伸びる一方とShioriさん。

アニマルコミュニケーションの上達のコツは、成功体験を増やすことです。動物とつながって話せた! という体験をすることで、その経験はその人の細胞1つ1つに記憶されます。逆に、動物と話せないという体験の期間が長くなると、細胞に動物と話せないという記憶が埋め込まれます。だから私の生徒さん達には、早い段階で動物とつながれたという体験をしていただきます。

 でも、アニマルコミュニケーションを習得するために一番必要なこと、それは、きちんと動物との話し方を学び、練習と答え合わせを繰り返すことです

 アニマルコミュニケーターには、素直で前向きな心が欠かせなもののようだ。