永遠の推し“タッキー”との出会い

 実は14歳のときに初めて行ったV6のコンサートでもうひとつ扉が開き、絶対的な存在、殿堂入りを果たすアイドルと出会います。

「私の人生の中にはKAT-TUNの亀梨(和也)さんがずっといますけど、殿堂入りで好きな人はタッキー(滝沢秀明さん)で、心の中にずっといます。

 初めてV6のコンサートに行ったときの、席がめちゃくちゃよくて……! センターエリアの中のステージの通路横、信じられないくらいの神席でした。V6のバックダンサーとしてタッキーがついていて、私の目の前にタッキーが来たんですよ。

 私が“キャー”ってなっているのを指さししてくれて、初めてのコンサートでこれを受けてしまった私は、もう一生タッキーが好きじゃないですか(笑)。そのときの場面はいまでも思い出すくらい、もう25年前なんですけど一生好きです」

──ひと昔前はひっそりと応援している人も多かったアイドルファン界隈(かいわい)ですが、SNSの普及も相まってずいぶんとオープンになりました。

「私も以前は“なんで隠さなきゃいけないんだろう”って思いながら活動していましたが、最近はみんな堂々と好きと言える風潮になってきて、良かったなって思います。(アイドルを好きになる)努力……努力じゃないですけど、結構こっちも気合入れて好きですよね。本当に“オタクなめるなよ!”って思います。

 でも、好きって堂々と言えるからこそ、配慮しなきゃいけないこともある。相手に敬意を持って、“好きだ”っていう声を叫んでいきたいです。その人を好きだからこそ、たまにちょっと否定したくなることも……気持ちはわかるんですけど、それを言うならば鍵アカウントでやればいい。

 私も実際に、否定するためではないですけど、鍵アカを持っています。パフォーマンスを見て“キャー!”ってなったとき、言葉にできない思いを書くだけの、誰も見ていないアカウントを使います」