オフの日はお風呂で幸せに

 ますます多忙になっている今、プライベートで大切にしている時間を明かしてくれた。

宮沢氷魚 撮影/山田智絵

「仕事柄、多くの人に会うので、オフの日は誰にも会わないで過ごしたいときがあります。そういうときは一歩も外に出ません。起きたらまず、湯船にお湯をためて、ハマっている入浴剤とアロマキャンドルを準備して、ゆっくりお風呂に浸かります。

 それからジャージに着替えて、ソファでゴロゴロして録画していたドラマやバラエティーを見て、気づいたら夕方になっていて……。前日にスーパーで買い物もすませておいて、みそ汁、サラダ、チキンソテー……みたいな簡単な夕飯を作って食べる。

 そういう日はお昼も食べないです。1日1食。それで、また寝るっていう感じ(笑)。お風呂に浸かっている時間はいちばん幸せですね。親しい友達に会いたいときもありますけど、最近は家に呼ぶことが多いです」

 いま刺激は、仕事で十分満たされている様子の宮沢さん。

「20代は、自分に合う合わない関係なく、人生経験として、さまざまな役を演じていきたいです。そこから先は、自分の色を見つけながら、やっていきたいと思っています」

 


《PROFILE》
みやざわ・ひお ◎1994年4月24日、米国・サンフランシスコ出身。'15年、第30回『MEN'S NON-NO』専属モデルオーディションでグランプリを受賞しモデルデビュー。'17年にドラマ『コウノドリ』で俳優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍。現在、初主演映画『his』が公開中。

■PARCO劇場オープニング・シリーズ 第1弾『ピサロ』

PARCO劇場オープニング・シリーズ 第1弾『ピサロ』 (c)PARCO

 帝国2400万人を従えるインカの王アタワルパ(宮沢氷魚)を、成り上がりのスペイン将軍ピサロ(渡辺謙)と167人の兵で生け捕りにしてしまうという、インカ帝国征服を主軸にした物語。異なる概念、宗教、文化間の衝突……人類史上繰り返される根源的な対立を2人の男を通して描き出す。演出はウィル・タケット。3月13日~4月20@PARCO劇場
問:パルコステージ(http://www.parco-play.com

(取材・文/井ノ口裕子)

(週刊女性2020年3月3日号掲載)