1030
「1日1フム」生活。- フムフムニュース -
fumufumu news サイト休止のお知らせ
芸能

高良健吾「役者を辞めるしかない」20代での葛藤と「自分を納得させる」30代

SNSでの感想
高良健吾、役に対する取り組み方について「喜作の成長や変化を丁寧に演じたい」
目次
  • 演じ方、ボクシングで例えると
  • せっかくなら楽しまないと
  • やっぱり30代は面白い

 さまざまなドラマや映画に出演し、人気中堅俳優として注目を集めてきた高良。現在出演している大河ドラマ『青天を衝け』でも渋沢喜作役としてその存在感を示している。そんな彼が語る役者としての自分、そして、これから先の“生き方”とは。

演じ方、ボクシングで例えると

幕末から明治時代って、日本に外国からいろいろなものが入ってきて、そこで日本の新しい文化が生まれた、めちゃくちゃ面白い時代だと思うんですよ

 こう語るのは、大河ドラマ『青天を衝け』で渋沢喜作(成一郎)を演じている高良健吾(33)。彼自身、大河に出演するのは『花燃ゆ』以来、6年ぶり。久しぶりの現場に入ったときのことを、

「現場でいちばん、役者と接する時間の多いメイクチームが、『おひさま』や『花燃ゆ』のときと同じメンバーなんです。だからすんなりと現場に入れたし“帰ってきたんだな”と思えましたね」

 と振り返る。

「大河ドラマは近代モノに弱い」という“定説”があったが、『青天を衝け』は平均視聴率が15%を超えるなど、視聴者からも支持されている。

ドラマで描かれているのは遠い過去の話ではなく、今の日本が作られた激動の時代だということが見どころです

 と、力強く話す高良。今回演じている喜作という役は、主人公・渋沢栄一の従兄で幼なじみ。“バディ”として栄一とともに幕末の世を走り続けている。『花燃ゆ』では高杉晋作という大役を演じた高良だが、今回の喜作という役への取り組み方について、

晋作の演じ方は、ボクシングでたとえれば、早いラウンドから全力で相手を倒しにいくノリ。彼は短命で物語の途中でいなくなるとわかっていましたから。でも今回の喜作は、かなり最後のほうまで居続けます。彼の人生のターニングポイントまではボディ打ちでじっくり攻めて、ここぞというときから“やるぞ!”という感じですね

 と語りつつ、ふたりのキャラクターの違いをこう説明する。

どちらがやりがいがある、とは言えませんが、高杉晋作は、誰が演じてもカッコいいレベルの人物じゃないですか。彼の生き方やキャラの立ち方に引っ張ってもらえるというか。でも、喜作というキャラは晋作ほど強い個性がないので、演じ方が何通りもあると思うんです。そういう意味で、僕は喜作を楽しんで演じています

読み込み中
LINE Twitter facebook hatena pocket copy