新札が出る日に銀行で両替すべし
知れば知るほど奥が深く、一獲千金のチャンスが広がりそうなプレミアムコイン&紙幣の世界。少し先ですが、2024年、お札が新しくなるタイミングも要チェック!
「新札が出る日に銀行に行って両替すれば、AA券が手に入るかも。どの銀行にAA券がいくのかは公表されないので運任せではありますが、もし手に入ったらラッキー。欲しいという人にすぐ売れて、高値がつくと思います。実は私も、その日を今から楽しみにしているんです」
●もし見つけたらラッキー! 10万円以上の価値がある“珍品”2千円札
今ではほとんど見ることがなくなった2千円札。現在、残念ながらお札自体にプレミアはついていないものの、ものすごいエラー紙幣が存在。
記番号は上下で一致していなくてはいけないものなのに、上と下で「J」と「L」と異なっています。通称「JL券」と呼ばれるこの珍品。折り目などがない美品の場合、少なくとも10万円以上、50倍~100倍程度の値段で取引。
●5円玉、50円玉の穴に注目!
穴あきコインで見つかるのが、穴がずれているエラーコイン。年号が新しいもの、ズレが大きいものほど価値が上がり、平成の年号で10万円以上、ズレの大きいものが50万円以上で取引されたケースも。ごくまれに穴が埋まっているものもあり、こちらも30万円程度と高額に。
●プレミアになるかも!? 「ミントセット」って?
造幣局が毎年販売している貨幣セットの名称で、その年に作られた1円~500円玉の未使用硬貨がワンセットになっているもの。ますますキャッシュレス化が進む今。令和のミントセットが近い将来、プレミアとなる可能性も!?
「抽選販売になる年もありますが、2000〜3000円ぐらいで買えるもの。ちょっとした楽しみとして、毎年収集してみては」(伊藤さん)
教えてくれたのは…… 伊藤亮太さん
ファイナンシャルプランナー、オールアバウトガイド。慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了。証券会社勤務を経て、独立系FP会社「スキラージャパン株式会社」設立。家計簿診断などのライフプランニング、資産運用などの相談を行う。『あなたの街でも砂金が採れる!? ~令和時代の砂金採り入門~』(ファストブック)ほか著書多数
(取材・文/長谷川英子)
(週刊女性2020年11月10日号掲載)