■相場の「波」をつかみ大きく増やす
これらの条件をチェックしたら、いよいよ買う準備だが、すぐにポチッとするのだけは避けて。
「タイミングは非常に重要。相場は上がって下がってを繰り返し、波を描いています。波の低いところ=押し目で買うのが肝心」
タイミングをはかるには、各銘柄のチャートを活用。
「まず『株探』のチャートを開きます。すると、ローソク足と5日・25日・75日の3本の移動平均線が書かれています。3本がすべて上向きでそろっているときに買うといいでしょう」
加えて、押し目の判断に役立つのが、MACD(マックディー)という指標。
「2本の移動平均線が描かれていますが、MACDのゼロラインより下でゴールデンクロス(長期の移動平均線を短期の移動平均線が下から上に突き抜けること)したら買いのタイミングです」
さらに、日経平均が1日で1000円など暴落するときは、大チャンス。つられて有望株も一時的に下がることが多いからだ。
満を持して買った株でも、損が膨らんだ場合は損切りをする必要が。
「株価が上がっているときは5日移動平均線の上にいるもの。これが下にもぐってきたら、逃げるのが無難」
加えて25日移動平均線がたれてきたら、下落トレンドになる可能性がある。
「利益がのっている場合は、8回くらい高値を更新したら利益確定を。“新値八手”とも呼ばれ、いったん崩れることが多いです」
多少の勉強が必要な村田さんの手法だが、労力をかければ莫大なリターンを得る可能性大。