【電気】冷蔵庫の設定温度を季節ごとに変える

→ダメだこりゃ!設定温度は触らない。冷蔵庫に任せる!

 冷蔵庫は外気温に合わせて夏は「強」、冬は「弱」に切り替えるのが、昭和のあたり前田のクラッカー。

「最近の冷蔵庫は省エネ設計です。エコモードや省エネ運転機能がついている場合は触らないのがベスト。自分で設定温度を変えるよりも効率的に節電してくれます」

 トイレ同様、20年近く前の冷蔵庫を使っているなら買い替えどき。新しい冷蔵庫のほうがはるかに電気代がかからない。節約効果はアッと驚くタメゴロー!

メーカーによっては「小型冷蔵庫(170L以下)は温度調節を行う必要がある」としている場合も。説明書を確認してみよう

【電気】冷蔵庫内に透明カーテンをつける

→ダメだこりゃ!ドアポケットの食材が傷みやすくなるだけ

 冷蔵庫の開閉時に冷気が逃げにくくなるから電気代の節約になると、かつては透明カーテンをつけていた家が多数。

「私も以前はやっていましたが、電気代の節約効果はいまいち……。むしろ、カーテンにさえぎられてドアポケットにまで冷気が回らず、食材が傷みやすくなるからやめたほうがいいといわれています」。アウチ!

【電気】コンセントはこまめに抜く

→ダメだこりゃ!テレビやレコーダーのコンセントは抜かない

「なんでもかんでも使わないときはコンセント(正確には電源プラグ)を抜く」が昭和節約の鉄板ワザだが、今は違う。

「プラグを抜くかは、ものによりけりですね。昔の家電製品は待機電力がかかっていたのですが、最新家電の待機電力は微々たるもの。特にテレビやレコーダーはデータ放送になり待機時に番組表のデータ受信などを取得しているため、プラグを抜いてしまうと支障をきたすおそれもありおすすめしません。また、待機電力を気にするなら10年以上前の旧式のガス給湯パネルや保温式の電気ポットが要注意

 使わないときは主電源を切る、プラグを抜くなどを。ガッテン承知の助!

【電気】暗くなるまで照明をつけない

→ダメだこりゃ!使っていない電気を消す&白熱電球はLEDランプに変える

 電気代がもったいないからと、祖父母世代がよくやっていた節約ワザ。

「目が悪くなるし、薄暗いところで過ごしていると気分も落ち込みやすくなって精神的によくないのでおすすめしません。それよりも、使っていない電気をこまめに消す、蛍光灯や白熱電球を使っているようならLEDに替えることのほうが得策。白熱電球は安価ですが、寿命が短く電気代もかかります。LEDランプは白熱電球に比べて高いですが、寿命は6~40倍。電気代も4分の1から5分の1程度。白熱電球とLEDランプでは約9か月(1500時間)程度でコストが逆転するという試算も出ています」

 よく使う照明を見直すだけでもOK牧場! 効果大だ。

【電気】冬はこたつで暖をとる

→なるへそ!設定温度を見直せば冬の電気代が下がる!

 日本の冬の風物詩といえばこたつにみかん。炭や練炭を熱源としたこたつに代わって昭和は電気ごたつが普及し、当時は高価だったエアコンや床暖房より重宝された。

「今も、こたつは1時間当たり3~5円程度の電気代で効率よく暖まることができます。また、最近は人感センサーやヒーター自動オンオフ機能を搭載する省エネタイプのものが出回っています。ほかの暖房器具と使い分けたり、併用する場合は設定温度を控えめにしたりすると、冬の電気代を節約できます」。やってみそ!