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生き方

中村メイコ・87歳、終活をつづった著書が若い女性の間でも話題に

SNSでの感想
2歳で子役デビューして以来、女優道を走り続けてきた中村メイコさん
目次
  • 人生で初めて1か月の長期入院生活
  • いまだにおならも聞いたことない
  • 友達がいなくても孤独を嘆く必要はない

断捨離という暗い言葉はあまり好きじゃない。ときめくかときめかないかで捨てるものを決めるのが流行(はや)っているみたいだけど、それもよくわからない。だってときめくものばかりだから捨てられなかったんだもの(笑)。

 でも、大切な宝物にもお別れ時があるって気づいたの。だから、ありがとうと感謝しながら、大事なものから思い切って捨てたのよ」

 80歳を過ぎて、トラック7台分の“大片づけ”をしたという中村メイコさん。自身の終活をつづった著書が、シニア世代だけでなく若い女性の間でも話題に。物にも人にも執着しない、軽やかな生き方が注目されている。

『大事なものから捨てなさい』(中村メイコ著/講談社刊)

「身軽になってすっきり。これでいつでも死ねるわ」と笑う87歳のメイコさんが89歳の夫、神津善行さんとのふたり暮らしの生活を語ってくれた。

人生で初めて1か月の長期入院生活

私は朝4時に起きるんだけど、夫は遅いの。だからひとりで、早朝からビールのミニ缶をいただくんです(笑)。よく冷えたビールは、目をパッチリ覚まさせてくれるわよ。1日を始めるうえでのガソリンみたいなものね」

 87歳という年齢を感じさせない元気な彼女だが、85歳のときに、転んで股関節を骨折。手術をし、人生で初めて、1か月の長期入院生活も経験した。

もともと病院は嫌い。わざわざ病気を見つけるのもいやだから、健診だってまともに受けたこともないの。たまにお医者様に行くと、あらメイコさん、100年ぶりじゃないですか! って怒られちゃうほど(笑)。だからケガをしたときは落ち込んだわね。退院後も、これまでのようにちゃきちゃき動けないし」

 しかし、入院したことでいいこともあったという。

私の入院中に夫が料理に目覚めてね。いまは朝ごはんを作ってくれるの。お掃除もお洗濯も手伝ってくれるし、なんだか申し訳ないと思っちゃうくらい。だから、どうやってあなたにお返ししたらいい? と聞いたら、何もしなくていいから動くな! ですって(笑)」

 2歳で子役デビューして以来、女優道を走り続けてきたメイコさんは、23歳で作曲家の神津善行さんと結婚。芸能界きってのおしどり夫婦として、60年以上連れ添ってきた。

「大量の物を処分したあと、夫婦でマンションに引っ越したんです。それまで住んでいた家は、一時期は夫婦に子ども3人、母親にお姑(しゅうとめ)さんと、7人が住んでいたこともある大きな家。お掃除も大変だし、光熱費もかかるし、老夫婦には負担でしょ。いまの私たちには、少し狭いくらいの住まいがちょうどいいの」

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