アンチも、いつかファンになってくれる可能性がある
撮影中のバチェラーと女性陣は、基本的にカメラの前でしか会うことは許されず、素顔を見られるチャンスは、ないに等しいという。
真也「今も何人かの出演者とはめっちゃ仲がいいんですけど、カメラが回っていないところで話すと、ぜんぜん印象が違いますね。あと、僕に見せる顔と、女子同士で話しているときのキャラが違ったり。なかでも社長令嬢の(高田)汐美は、配信を見て“こんなにおもろいやつやったんや”ってビックリしました。(全10話中)5話でバラを渡さずにお別れしてるんですけど、ここまで味がある子だって知ってたら、8話とか9話まで残せばよかったって(笑)」
恵「本当に、バチェラーと話せなさすぎてびっくりしました。出演前にシーズン1と2を見ていたので、3か月間ずっと濃い時間を過ごせるんだろうなと思っていたけど、バチェラーとは会えるとしてもカメラの前だけ。限られた時間でお互いを知るのは本当に難しかった」
友永「だから、見ている人にはそこを理解してほしいですね。実際、女性陣とちゃんと過ごせる時間って、最後のほうまで残った方でも、合計1日分にも満たないくらいなんですよ」
シーズン4に出演する女性は15人。現時点で気になるメンバーを聞いてみると……。
恵「休井美郷さんは、最後のほうまで残る気がする」
真也「僕は中野綾香さんに注目していたけど、最近は青山明香里さんも気になってきました。
あと、僕が心配しているのは、今まで表舞台に出ることをしてこなかった人間が、急に番組に出るってことの怖さ。一部のネットユーザーの探索能力はすごいので、過去のSNSの投稿とかから、変なことで足を引っ張られる人が出てくると思う。侮っちゃいけないんですよ。出演者自身、まだそこまで想像できてへんやろうから、心配はしますね」
現に友永夫妻はネットでの炎上経験があり、心ない言葉を浴びせられることも多かった。
恵「私たちは、結果が結果だったので……」
“結果”とは、『バチェラー・ジャパン』シーズン3の最終話のこと。今でこそ結婚し幸せな生活を送っている2人だが、実は本編で、友永さんは別の女性とエンディングを迎えていたのだ。
真也「僕自身は、ほんまに最初からおめぐに一目惚れしていたけど、お話できないいろいろな理由もあって、どうしても最後に選べなかった。一度、別の方と結ばれて終わったはずのバチェラーでしたが、やっぱり自分の気持ちには正直にいたいと思って。大炎上を覚悟で、おめぐにアタックしに行きました」
恵さんを好きだという気持ちを捨てきれなかった友永さんは、番組内で結ばれた女性とお別れし、恵さんとのおつき合いをスタート。そのどんでん返しに、当初は呆気(あっけ)にとられた視聴者も多かっただろう。
真也「ネットではボロボロに言われましたね。お互いのSNSの投稿に対しても、“アンチコメント”はすごく届いていたし」
恵「思いもよらなかった言動にすら非難の声が届いてしまって、一時はすごくしんどかったです。でも、真也は“絶対に大丈夫”と、ずっと言い続けてくれました。それに助けられた部分が大きいです。
それに、ネットの声と私たちの周りの人たちの声って、ぜんぜん違うんですよ。周りの友達は、今までと何も変わらない。当時から“大変だったね”とか“今だけだよ”って言って支えてくれる子たちがいてくれたことも、大きな励みでした」
真也「僕、思うんです。どんなことをしても、叩いてくる人たちは絶対にいるだろうけど、“よく知らない人が言ってくる言葉はどうでもいい”って。それに、アンチの人たちこそ、僕たちのことよく見てくれていたりもするんですよ。今まではファンでいてくれる人だけを大事にするって決めていたけど、アンチの人たちも、何かをきっかけに僕たちのファンになってくれるかもしれへんなって。
誰かが言ってました。アンチもファンの一部や、“ファンチ”やって(笑)」
「外野の声は気にしない」と、どこまでもポジティブな真也さんのパワーが、今の2人の笑顔を作りあげているのかもしれない。
真也「皓くんにも、いろいろ気にしすぎず、“自分の思いどおりに、好きなようにやってほしい”って思ってます。すでに一部では、“匂わせ投稿”してるんじゃないかって言われているみたいですけど、皓くんはそんなことしないと思うし。
僕たちも何も結果を知らない視聴者なので、勝手に考察をしながら(笑)、みなさんと一緒にタイムリーに追いかける予定。ほんまに期待しかないです」
(取材・文/高橋もも子)
※お二人が出会った瞬間から今までについて、そして、お二人が描く未来と「愛のカタチ」について、さらに濃く語ってくれたインタビュー第2回は、明日11/26(金)の21時に公開予定です!
真也さんと恵さんのYouTubeチャンネル『しんめぐの日常』では、幸せな夫婦生活を発信中♪