『孤独のグルメ』大好きな私、以前も2回ほどドラマの言葉を紹介してきましたが、今回のコトバスは五郎さんのモノローグからの引用です。

<過去のコトバス>
モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない

 最近は、朝起きる→準備しながら孤独のグルメを観る→仕事する→帰宅してスキマ時間に孤独のグルメを観る→寝る、という生活のため、かなり脳内が孤独のグルメ、略してこどグルに侵食されています。

 日々、松重豊さん演じる五郎の「腹が、減った」「店を探そう」「ええじゃないか、Bじゃないか、Cじゃないか」「(注文したメニューが来て)おいでなすった」「(うますぎて)うっほ〜〜〜」「(骨つき肉にかぶりつきながら)俺はいま、ソウルの黒豹だ」という脊髄反射的で語彙力を試されない名台詞たちが生活のBGMになっています。

 五郎さんは舌の肥えた美食家というわけではなく、食堂や町中華などの庶民メシが大好きな食い倒れおじさん。私も味の細かい違いはよくわからない子供舌なので、等身大なところに感情移入しまくっているのだと思います。

 Season8の第5話では、群馬県藤岡市でロースター焼肉を食べている時の「おいしいというのは、いま俺が生きているという証だ」という五郎さんの言葉が心に響きました。きっと約500万年前の猿人時代から変わらない人間の真理でしょう。

 五郎さんのように、一食一食を大切にして次は何を食べようか?とウマイもののことを考えていると、漠然とした将来の不安が吹っ飛ぶ、ということに最近気がつきました。これが「今を生きる」ということか!! それに気づけただけでも、こどグルに感謝。ありがとう。(知)

先日、取材終わりに新宿三丁目の「トンテキ食堂なかむら」で食べたトンテキ定食。ウスターソースのフルーティな酸味と肉厚ブタちゃんがおいしかった!!(知)