野球選手、ディレクター、駅長……変化自在のくまモンに会場は惚れ惚れ
誕生祭ではモンコレ(くまモン・コレクション=ファッションショー)も開催された。昨年、熊本市でおこなわれた花博のときのディレクター姿、サッカーの日本代表ユニフォーム、さらには熊本出身の村上宗隆選手とおそろいの東京ヤクルトスワローズのユニフォームなどでも登場。ファッションに合わせて寸劇も繰り広げられた。
また、くまモンステーションの駅長服、商業施設「サクラマチクマモト」内にあるくまモンビレッジでの衣装、くまモンポート八代の船長服も一挙に披露された。
コックさんの衣装では長い帽子が前に傾いて「リーゼント状態」になり、会場の爆笑を誘う。その姿でころう君と、どちらが早く肉を焼けるか対決。ここは、ころう君に軍配が上がった。
そして誕生祭でしか見られない「くまモン体操 初音ミクバージョン」も。くまモンとくまモン隊の息の合ったダンスに、思わず涙腺がゆるむ。日ごろから密にコミュニケーションをとっているからこそ、こんなふうにピッタリ合うのだろう。ダンスのクオリティも年々、上がっているように感じられる。くまモンがこの世に登場して13年。その歴史と、くまモンにかかわってきたすべての人たちの思いが、この初音ミクバージョンの一糸乱れぬダンスに表現されているような気がしてならない。だから自然と泣けてくる。