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ドラマ・映画・舞台

【朝ドラ『らんまん』ここが気になる#1】ディーン・フジオカと松坂慶子がカッコいいのは、「昔の人」だから

SNSでの感想
『らんまん』で主人公の祖母を演じる松坂慶子と、坂本龍馬役のディーン・フジオカ
目次
  • おディーン様の坂本龍馬は“内野超え”のハマり役に!?
  • 理想の上司のような松坂慶子のたたずまい
  • ディーン・フジオカと松坂慶子のハンサムぶりと堂々ぶり

 4月3日から始まった朝ドラ『らんまん』の2話、“おディーン様”ことディーン・フジオカさんが出演した。幼い主人公・万太郎(森優理斗)が裏山の神社で出会う“天狗”だった。といっても、舞台は高知。マントにブーツその他諸々の姿で木の上から飛び降りてきた、そこから坂本龍馬感満載だった。

 そしてディーンさんの龍馬、とてもカッコよかった。3話では、タイトルバックの前の2分間、万太郎を肩に乗せた龍馬がほぼ1人で語った。「(みんな)己の心と命を燃やして、何かひとつ、事をなすために生まれてくるがじゃ。誰に命じられたことじゃーない。己自身が決めて、ここにおるがじゃ」「お前も大きゅうなったら何でもできる。望むものになれるがやき」。そして最後に万太郎に問いかける。「お前は何がしたいがぜ?

 とっくに大きゅうなってしまった私だが、胸が熱くなった。そうだ、何にでもなれる、自分で決めた道を歩くんだ。そんな思いが湧き上がってきた。もう還暦過ぎてますけど、と自分で自分にツッコミを入れつつ、ちょっと涙がにじんだ。直球ど真ん中で、堂々と自分の人生を生きる意味を説く。それが朝ドラのよきところで、人はいくつになっても励まされる。そのことを再確認した。

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