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おもしろ

『ベビースターラーメン』が“カップ麺”に続き、“スニーカー”を発売! 異業種とのコラボに積極的になった理由とは

SNSでの感想
『ベビースターラーメン』が次々とコラボ商品を発売。その目的とは!? 提供/エースコック、おやつカンパニー
目次
  • ベビースターラーメンがカップ麺に! エースコックとのコラボの真相
  • 「1年間で何分、ベビースターのことを考えていますか?」
  • 料理に使う「ちょい足しレシピ」が好評
  • 食べる以外の楽しさも提案! SNSでは「#麺文字」が話題

 60年以上の歴史を誇るロングセラーのお菓子、ベビースターラーメン。第1弾記事では開発の裏側やキャラクターの変遷に迫りました。

【第1弾:『ベビースターラーメン』は発売から60年以上、過去にはパスタ味やチョコ味も! 味やキャラクターの変遷に迫る

 今回は、最近、積極的に取り組んでいるという他社とのコラボやそのまま食べる“以外”の提案など、ベビースターブランドのさらなる深淵に迫ります。お話を聞かせてくれたのは、株式会社おやつカンパニーでベビースターブランドを担当する田中雅洋さんです。

株式会社おやつカンパニーでベビースターブランドを担当する田中雅洋さん 提供/おやつカンパニー

ベビースターラーメンがカップ麺に! エースコックとのコラボの真相

写真左から「スーパーカップ1.5倍 ベビースターラーメン チキン味」「汁なしベビースターラーメン チキン味」 提供/エースコック
写真左から「ベビースターラーメン カップめん チキン味」「ベビースターラーメン カップめん うましお味」 提供/エースコック

──先日、スーパーのカップ麺コーナーで、エースコックとのコラボカップ麺を見て、驚きました。

実はエースコックさんとはおよそ20年ほど前からのお付き合いがあるんです。もともと、ベビースターラーメン側が、エースコックさんの商品である『わかめラーメン』や『スーパーカップ1.5倍 豚キムチラーメン』のフレーバーを発売したり、逆にエースコックさんは、弊社の駄菓子カップ麺の『ブタメン』とコラボした『ブタメンBIG とんこつ味』をコンビニで限定販売するなど、相互にブランドを貸し借りする形で協業していました。そういった関係もあって、今回のコラボに至りました」

過去に発売されたエースコックとのコラボ商品 提供/おやつカンパニー

──そうなんですね。でも、同じ“ラーメン”というテーマだとライバルのようにも思えてしまうのですが。

「それは大丈夫だと思っています。例えば、カップ麺を食べたい気分のときに、ベビースターラーメンでガマンできますか?(笑)

──たしかに(笑)。

カップ麺は食品、ベビースターラーメンはお菓子ですので、スーパーマーケットの売り場も違えば、購買シーンも違う。コラボにあたって問題はまったくないと思っています

──コラボでは味の再現性にはどれくらいこだわりますか?

「私たちが他社様のブランドを借りるときは、できる限り味は忠実に再現しようとは思っています。ただ、やはりお菓子はどこまでいってもお菓子。楽しみの領域の中で、どこまで味をデフォルメしてわかりやすくするか、というところも意識しています

──今回のエースコックとのコラボはどう進めていったのですか。

「基本的にはエースコックさんが開発し、私たちは試食してフィードバックを戻す、ということを繰り返しました。カップ麺としては、チキン味、うましお味、汁なし(チキン味)を開発しましたが、うましお味のコラボはこれまでの経験が少なく、味の着地点には少し悩みましたね。

 やっぱりベビースターラーメンは食感もあって初めてベビースターラーメンとして認識されると思うので、味だけを切り取るのは相当、難しかったはず。実際の苦労はエースコックさん側に聞いてみてほしいです」

 ということで後日、商品を開発したエースコック株式会社の担当者の方にもコメントをいただきました!

ご存じのとおり、ベビースターラーメンはお湯をかけずそのまま食べるスナック菓子です。その味わいを、お湯をかけて食べるカップ麺にするのが難しかったですね。“あの味わい”の完成度を高めるべく、何度も試作を重ねました。とくに大変だったのが『汁なしベビースターラーメン チキン味』です。一度、お湯を湯切る商品設計のため、麺への味つけがどうしても弱くなってしまい、麺とスープの味つけの調整には時間をかけました。

 発売後はSNSでも話題になり、実際に食べた方から、懐かしさや楽しさを感じるというコメントも届いています。スーパーマーケットでの主な購買層は30~40代のファミリー層です」(エースコック株式会社 マーケティング部 商品開発グループ担当)

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