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ドキドキ

【動画】住宅街のど真ん中でアライグマに遭遇してわかった現実!“ラスカルとは違う”

SNSでの感想
深夜、埼玉県さいたま市の住宅街に出没したアライグマ(動画ではこの後、逃げるどころか1歩2歩と近づいてくる)
目次
  • さいたま市・環境対策課に聞きました
  • アライグマを見つけたら

「ねぇ、外にタヌキいた!」

 興奮した様子で戻ってきた同居中のパートナーの携帯に収められた1本の動画。それを見た私も大興奮し、「もう1回見つけに行こう!」と息せき切って外に出た午前1時。

 

 寝間着のまま近場を捜索したものの、結局その姿はとらえられず……。今も近所のどこかに潜んでいるであろうタヌキに思いをはせながら眠りにつきました。

 これまでの人生でタヌキに遭遇など経験したことのない私は、翌日、ハイテンションのまま友人各所に動画を共有したところ、数分後にきた返信には「アライグマじゃない?」のひと言が。

 ……え、タヌキじゃないの? 

 すぐにGoogleで「タヌキとアライグマ 違い」と検索した結果、この2種類の動物には大きな違いのあることが発覚。もっともわかりやすいのは、尻尾の太さと大きさだというのです。改めて動画を見直すと、特徴的な縞(しま)模様が入った大きな尻尾が映っている──。

 “これはアライグマだったのか!”と確信した瞬間でした。

 もっと調べてみると、過去にも住宅街に出没したというニュースが多数。確かに最近、テレビで「アライグマ目撃」というニュースを見ることも多い気がします。9月には東京の浅草や練馬区、10月には港区白金や六本木……めちゃくちゃ都会にも現れてるじゃないか、アライグマ。

 ちなみに私が住んでいるのは埼玉県さいたま市。市のホームページを見てみると《近年、野生化したアライグマによる生活被害が市内で急増しています!》と書かれていたため、さっそく取材を申し込みました。

さいたま市役所です

さいたま市・環境対策課に聞きました

──さいたま市で、アライグマが多く見られるようになったのはいつごろからですか? その前に、この動画に映っているのはアライグマで間違いないでしょうか。(動画を見てもらう)

「これは確かにアライグマですね。市内においては、平成20年あたりから目撃や被害が多くなっています。ほかにハクビシンやタヌキの情報も寄せられますが、もっとも多いのがアライグマ。令和2年度は、450件の情報が寄せられました」

──特に目撃が増える季節はありますか?

「繁殖時期になると、餌を求めて活動が活発化する傾向にあるようです。そのため春先と秋口がいちばん多いですね。また、夜行性のため夜間に目撃する人が多いです

──これまでに捕獲した数を教えてください。

「さいたま市では、各区役所のくらし応援室で対応しています。市が、中に餌をつり下げておく箱型のワナを仕掛け、令和2年度は605頭のアライグマを捕獲しています。令和元年度は434頭、平成30年度は400頭でした」

──少しずつ増えているんですね。ちなみに、捕獲されたアライグマはどうなるのでしょうか……?

アライグマは『特定外来生物』に定められています。簡単に言うと、地域にいてはいけない動物ですね。そのため法律に基づいて、基本的には安楽死処分という形をとっています

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