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「1日1フム」生活。- フムフムニュース -

人生100年時代。今や日本人のおよそ半分は50歳以上です。「NEOFIFTY」では、これから50代を迎える人にとって、その先にある老後が「終活の始まり」ではなく「新しい人生がもう一度始まる」と思えるように、素敵な生き方をしている人たちの言葉を紹介していきます。

NEOFIFTY -新50代の生き方-

どんぐり改め竹原芳子、1枚1枚コンプレックスがはがれていった「自分探しの旅」

SNSでの感想
「先のことをあれこれ考えて不安に思っても前に進めないですもん」 撮影/吉岡竜紀
目次
  • 「自分に向いてるものって何やろう?」と13年働いた会社を退社
  • アマチュア落語を通して人前で表現する楽しみを知った
  • 昔、やりたいと思ってたことを思い出してNSCへ
  • 『カメ止め!』に出演して自分の欠点がプラスに変わった

 映画デビュー作となった2017年公開の『カメラを止めるな!』で、一躍、時の人となった竹原芳子さん。57歳で飛び込んだ女優の世界だが、その前は証券会社、派遣社員、裁判所の臨時事務官、お笑い芸人、アマチュア落語家など次々と異なるジャンルを経験。年齢という枠にとらわれず、自分の心の声に素直に従う生き方は、私たちに肩の力を抜いて生きていくヒントを与えてくれる。現在、61歳とは思えないパワフルな竹原さんを突き動かす原動力とは何なのか?

【前編】は、つねに何かを追い求め、自分探しを続けたOL時代からコンプレックスから解放された映画『カメラを止めるな!』の話までうかがいました。

「自分に向いてるものって何やろう?」と13年働いた会社を退社

──映画『カメラを止めるな!』では芸名が竹原芳子さんでしたが、その後、どんぐりさんに改名して、また今年の春に竹原芳子さんに戻されましたね。

「竹原芳子は本名なんです。『カメラを止めるな!』のオーディションを申し込んだとき本名だったので、竹原芳子のままだったんですけど、その後、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層に覚えてもらいたいという思いから、どんぐりに改名して1年半くらい活動しました。

 どんぐりというのは、もともとアマチュア落語家のときに使っていた高座名だったんです。ある日、“そのままの自分で生きるって思ってるけど、生きてへんなあ”と感じて。これからは女優業を、いろんな時をともに過ごした名前『竹原芳子』でいこうと決めました

──竹原さんは、57歳で映画デビューするまでたくさんのお仕事を経験されていますね。

「短大卒業後、証券会社に入社して13年務めた後、退職しました。証券会社ではフロントアドバイザーという仕事だったんですけど、主任も経験しました。それから派遣社員に登録して銀行の事務、宝くじ販売、講演会受付など、いろいろ経験しました。そのあと、たまたま行った職安で見つけた『裁判所事務官(臨時的任用職員)』の募集に目がとまって応募したら受かったので、そこで50歳まで働きました」

──証券会社では、全国の支店の中で売り上げ成績がトップクラスだったそうですが、よくスパっと辞められましたね。

後先考えないタイプなんですよ(笑)。お客様としゃべるのも好きだったけど、ずっと“このままでいいのかな? 手に職っていうものがない、生かせるスキルがないやん”って思ったんです。それで“自分に向いてるものって何やろう?”と思って辞めて……。

 実は私、証券会社に入社して1年目のときにNSC(吉本興業の養成所)を受けようか迷ったことがあるんです。子どものころから土曜と日曜はテレビで吉本新喜劇や松竹新喜劇を見て育ってきたから、やっぱり好きだったんでしょうね(笑)」

「後先考えないタイプなんですよ(笑)」 撮影/吉岡竜紀

──そのときはなぜ受けなかったんですか?

私がこの会社に入社したってことは落ちた人もいるわけで。『石の上にも3年』って言うし、がんばらなあかんと思って。受けていればダウンタウンさんと同期やったんです(笑)

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