【Q4】湯たんぽと電気毛布、寒い夜におすすめなのは?

(A)湯たんぽ
(B)電気毛布

イラスト/島田えり

「電気毛布にかかる電気代は1時間で1円ほど。湯たんぽは中に入れるお湯を2リットル沸かすのにかかるガス代は2円くらい。お湯は一度入れればいいので、節約度が高いのは湯たんぽです。でも、湯たんぽは布団の一部しか暖めてくれないので、寒さ対策という点で考えると電気毛布に軍配が」

 また、湯たんぽは低温やけどになりやすいので要注意。低温やけどを避けるためには、寝る前に湯たんぽを布団に入れて暖め、就寝時には布団から取り出しておく。その点でも暖かさに限界あり。

●光熱費が安いのはA、暖かさで選ぶならB

【Q5】ガスファンヒーターとオイルヒーター、光熱費が安いのはどっち?

(A)ガスファンヒーター
(B)オイルヒーター

 部屋を乾燥させずに暖めてくれるため、近ごろ人気のオイルヒーター。一方、温風ですぐに暖かくなるガスファンヒーター。電気代もガス代も値上がりしている今、どちらがお得なのだろうか。

「オイルヒーターは、じんわりと暖かくなるのでやけどの心配がなく、小さな子どものいる家でも安心して使えますが、電気代は1時間約27円。エアコンに比べると高めです。ただ、ガスファンヒーターは電気代とガス代を合わせると1時間あたり約43円と、もっと高額です。でも、オイルヒーターに比べてガスファンヒーターはすぐに部屋が暖かくなるというメリットもあるので、部屋や用途に応じて使い分けるのがおすすめです」

●正解はB。ファンヒーターはすぐ暖まるという利点も!

【Q6】床暖房、こたつ、ホットカーペット。電気代がいちばんかからないのは?

(A)床暖房
(B)こたつ
(C)ホットカーペット

 これからの季節に寒くなりがちの足元。床暖房やこたつなど、足元を暖めてくれる暖房器具の電気代も気になる。

「節電を考えるときに大事なのが、暖める範囲と暖かさの持続性。こたつは、暖める範囲が小さくてすむうえ、布団がかかっているので熱を逃がしにくいです。ホットカーペットは、暖めたい広さに合わせて調整することができるのが節電ポイント。そのため、電気代がかからない順番は、こたつ→ホットカーペット→床暖房になります」。今年の冬は、節約のためにもこたつに入り、上半身が寒ければ上着1枚追加で乗り切りたい。

●正解はB。小さい範囲と熱を逃がさない布団で電気代減!

【Q7】料理の再加熱、レンチンと直火、どっちが得?

(A)鍋ごと冷蔵庫に入れて、そのまま火にかける
(B)保存容器に移して冷蔵庫に入れ、レンジで温める

イラスト/島田えり

「1人分を温めるなら、電子レンジを使ったほうが節約できます。仮に500Wで1分加熱しても電気代は0.1円くらい。レンジは温まるまでの時間も早いのでおすすめです」

 冷蔵庫でキンキンに冷えた鍋ごと火にかけると時間がかかるので、1人分を取り分けてレンジで温めるのが光熱費の点からは正解だ。また、炊飯器で炊いたご飯が余ったら炊飯器に入れたまま保温モードにせず、「小分けにして冷凍&食べるときレンチン」がおすすめだ。

●正解はB。食べる分だけ取り分けてレンチンがお得!

【Q8】野菜の下ゆではコンロとレンジ、どっちが節約?

(A)ガスコンロを使って鍋でゆでる
(B)レンジでチンする

 料理の下ごしらえの「野菜の下ゆで」。鍋でゆでるかレンチンか悩むところだ。

「ガスコンロを使う場合は、ゆでるための水も必要になるので光熱費が結構かかります。レンチンの場合は、ダイレクトに電磁波をあてるから火の通りが早いので、下ゆではラップしてレンチンがおすすめです」

 ただし、量が多い場合は鍋でゆでたほうがいい場合もあり。

●正解はB。レンチンなら短時間でOK!