【Q9】食器洗い、食洗機と手洗い、節約になるのは?

(A)食洗機を使う
(B)手洗いをする

 食洗機は水道代がかなりかかると思っている人もいるかもしれないが、実は違うという。

「食器を手で洗うとお湯を出しながらになって結構な水を使いますが、食洗機はお湯をためて循環させて洗っているので、少ない量の水ですみます。手で洗うのに比べて、電気代を含めても4~5人家族で年間約1万8600円の節約になるという計算もあります」

 これを機に食洗器の導入を考えるのもいいかもしれない。

●正解はA。食洗機で水道代を大幅カット!

【Q10】お湯を沸かすならやかんとポット、安いのは?

(A)必要なときにやかんで沸かす
(B)いつでも使えるようにポットで保温

イラスト/島田えり

 寒い冬は温かい飲み物で温まりたい。飲みたいときにすぐ使えるように電気ポットでお湯を用意している人も多いのではないだろうか。

「ポットでの保温は、使わないときも温めているので電気代が無駄になります。できるだけ保温機能は使わないようにしましょう」

 1日中ポットで保温した場合は約27円。一方、やかんで1リットル沸かすガス代は約2円。手間でも必要なときに必要な分だけやかんで沸かしたほうがお得なのだ。

●正解はA。やかんで沸かすほうが無駄なし!

【Q11】前日の冷めてしまったお風呂、光熱費を抑えながら温める方法は?

(A)追いだきをする
(B)新しくお湯をためる

 たくさんの水とガスを使うお風呂。少しでも節約するためには前日の残り湯を捨てて新しくお湯をためるのか、追いだきで温め直すのか悩ましいところ。

「追いだきは、温かいお湯を循環させて温めるので、時間がかかります。特に冬場は、冷めきった状態から温めるのでよりエネルギーを使います」

 浴槽のお湯を200リットルとすると15度まで下がった残り湯を40度に温め直すと約80円のコストがかかる。一方、お湯を新しく入れる場合は、水道代を入れても約65円。温め直すよりもお湯を張ったほうが光熱費の節約になるのだ。

●正解はB。お湯が冷えていたら新しくためるべし!

【Q12】水道代を抑える洗濯機の賢い使い方は?

(A)お風呂の残り湯で洗う
(B)スピードコースで洗う
(C)設定水量を減らして洗う

 洗濯機は1回の使用で約80~150リットルもの水を使うため、水の量を抑えることが節約のポイント。

「お風呂の残り湯は水道水より温かく、洗剤が溶けやすいというメリットはありますが、衛生的に抵抗がある人もいると思います。それならば、すすぎを通常コースの2回からスピードコースの1回にしてはどうでしょう」

 すすぎ1回でもOKという洗剤もあるので、活用してみるのもおすすめ。なお、洗濯機の設定水量を少なくして洗うと、汚れや洗剤を落としきれなくなる可能性があるので、避けたほうがベターだ。

●正解はB。残り湯が気にならなければAとBの合わせワザにするとよりお得!