大人になるとやってくる恐怖のイベント「同窓会」。
高校、大学の同窓会ならまだ近況も予想ができるので会う気もおきるけど、小学校と言われると年数が開きすぎてどんな話をしていいのやら。会っても誰だかわからないだろうし、何より自分のこと忘れられているという不安もよぎる。
同窓会って一生行かなくて済むものなの?
わかります。ものすごくわかります。同窓会は恐怖のイベント。よみがえる黒歴史。忘れられている恐怖。そもそも何の話をしていいのか全く想像ができない。
結論から言いますと、同窓会は行くべきです。
どうしてか?
大丈夫。それ、懐ゲーで経験してますよ。
今回紹介するタイトルは、誰もが知っているゲーム界の金字塔「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」です。1988年に発売され、今もなお傑作と評価されているすばらしいゲーム。
職業システム、昼と夜、空飛ぶ移動方法にカジノなど、当時では画期的でおもしろい遊びがこれでもかというほど詰まっていました。そのゲームシステムとストーリーだけでも十二分に素晴らしいのですが、ドラクエ3を最高傑作にしているのは前作にあたる「ドラゴンクエスト」と「ドラゴンクエストII」との関係性を描いた点にあります。
前作までは、世界を救う達成感やかっこよく敵をやっつける爽快感が良いと評価されていましたが、本作ではこれに加えて新しい感動体験が得られるのです。
それは「ふるさとに帰る安堵(あんど)感」です。