女の子が変身して戦う姿が昔から大好き
──そもそも、ちびびさんはいつごろから「セーラームーン沼」にハマったんですか?
そうですね、初めて見たときから浸かってたっていうか……。3歳ぐらいのときに、再放送のアニメで観ていたんですけど。そのときから「本当に可愛いなぁ」って釘づけでした。もう、とりあえず「女の子が変身して戦う姿」っていうのが刺さったんでしょうね。
それで小さいころは「自分も変身して戦いたい」って思っていました。ぶっちゃけ、今もなれるものならセーラー戦士になりたいんですけどね(笑)。両親に買ってもらった「キューティームーンロッド」っていうスティック状のグッズを振り回してた記憶があります。
──いきなりハマっちゃったんですね。でも小さいときって、いろんな「可愛いキャラクター」に触れると思うんですよ。例えばディズニーアニメとか、「セーラームーン以外のかわいいコンテンツ」は経験されてきたんですか?
ディズニーのアニメも見ていたんですけれど、ただ「可愛いなぁ」ってくらいでした。ゲームっ子で『ポケットモンスター』をよくやっていたんですけど、結局、飽きちゃうんですよね。でもセーラームーンだけはずっと忘れられず、今に至ります。そう考えると不思議ですね……。
──セーラームーンは“何か”が違ったんですね。どこが特別だったんでしょうか。
そう言われると、私はもともと「スーパー戦隊シリーズ」も好きだったんですよ。だから、やっぱり「変身して戦う姿」が見られることも重要だったと思います。「ただ可愛い」だけじゃなくて「強い」っていう要素も魅力的だったんじゃないかなぁ。
──なるほど。セーラームーンは「強い」と「可愛い」の両方を満たしていたんですね。それが心に響いた。
そうだと思います。同じ系統でいうと『魔法騎士レイアース』とか『カードキャプターさくら』も好きでしたもんね。なんだかCLAMP作品ばっかりで恐縮なんですけど(笑)。
──ラインナップ的に私も同世代だと思うのですが、当時はマジで「CLAMP無双時代」でしたよね(笑)。でも、レイアースもさくらも強いし可愛いけれど、セーラームーンほどはハマらなかったんですね。
あっ、その違いでいうと、セーラームーンってメインのメンバーが5人いるんですよ。「スーパー戦隊シリーズ」方式ですね。だから戦いながら「セーラー戦士たちの絆」とか「友情」が描かれるんです。このストーリー性が、もう大好きで……。
──「可愛さ」「強さ」「関係性」の3つがそろっていることが、幼いちびびさんには「唯一無二の魅力」だったんですね。
そうだと思います。そう考えたら、セーラームーンってやっぱりすごいですね。いま再発見できました(笑)。