手頃な価格とおいしさが魅力。コロナ禍でオーガニックニーズが加速
ライフコーポレーション広報の土屋裕美さんに、ビオラルの特長や立ち上げ秘話を伺いました。
──いろいろな自然派スーパーがある中、ビオラルならではの強みは何だと思いますか?
「プライベートブランドとして、オリジナル商品が200アイテムほどあることです。ビオラル商品はライフでも販売しているので、291店舗あるライフのスケールメリットを生かして(大量生産できるため)、比較的お買い求めやすい価格になっています」
──あと、身体にやさしいだけでなく、味もしっかりおいしいのが、魅力です。ビオラルは、自然派スーパーになじみがない人も利用しやすいと思います。ビオラルブランドを作っていく上で苦労した、大変だった点を教えてください。
「2016年に1号店である『ビオラル 靭(うつぼ)店』(大阪府大阪市西区)がオープンしたときは、認知度が低く、自然派食品のニーズも今ほど高くなかったんです。そこから、品ぞろえの見直しや、さまざまな販促施策を行うなど、試行錯誤を繰り返しました。
それまではライフの自然派商品のブランド名は『ライフナチュラル』だったのですが、2020年に2号店の『ビオラル 丸井吉祥寺店』を出店したときに、『BIO-RAL』に変更しました。それで認知度が上がりました」
──スーパーと商品のブランド名を同じにした効果は、大きいでしょうね。木邑店長も「日頃、ライフでお買い物をしているお客様が新宿にいらっしゃったときに、ビオラル専門の店舗を見つけて喜ばれることが多い」とおっしゃっていました。最近は、オーガニックを求めているお客様は増えていると感じますか?
「コロナ禍で一気に加速しました。みなさん、健康を気遣うようになって、身体にいいものとして、オーガニックやヘルシーな商品を求めるようになりました。ライフのお店でもビオラル商品のお問い合わせが増えてきています」
──単なる嗜好品ではなく、「食べたものが身体を作るのだ」と思うと、食べ物にこだわりたくなりますよね。ちなみに、土屋さんの一番お気に入りの商品は何ですか?
「私も木邑店長と同じで、『国産有機玄米と鮭ハラス塩麹焼きの海苔弁当』が好きなんです。しょっぱい鮭は苦手なのですが、これはいいあんばいで、脂がのっていておいしいんですよね」
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スタッフの方々も、「国産有機玄米と鮭ハラス塩麹焼きの海苔弁当」が好きなんですね。「鮭弁」はお弁当の定番ではありますが、素材、調理にこだわると、他とは一線を画するおいしさになるのでしょう。
身体にやさしいだけでなく、おいしさにもこだわり、さらに、店内はおしゃれさもある「ビオラル」が、今後ますます店舗を増やし、発展する日も近いかもしれません。うちの近所にも出店してほしい!(笑)
※価格・品ぞろえは取材当時のものです。今後変更となる場合があります。
(取材・文/加藤弓子)
●ビオラル新宿マルイ店
住所:東京都新宿区新宿3-30-13(新宿マルイ本館 地下1階)
電話番号 :03-3354-8131
営業時間 :11:00~20:00 ※ビオラルカフェは平日8:00~、土日祝11:00~
※営業時間は変更となる場合あり
駐車場:157台 ※新宿マルイ提携駐車場共有
★ビオラル商品は、「ライフネットスーパー」「Amazonネットスーパー ライフ」でも、一部、購入できます(エリア限定)