ハワイ生活は体形キープに気をつけつつも、ゆったり時間や食事を謳歌
ニューヨークに住んでいたころは、フランクのブロードウェイの仕事に関する打ち合わせなどを自宅ですることがほとんどでしたが、コロナ禍になってZoomでの会議に変わり、ピアノとPCさえあれば世界中どこでも仕事ができる状況になったことで、ニューヨークからハワイに移り住むことに決めました。
まだニューヨーク暮らしだったとき、パンデミック中の2か月半、ロックダウンになってしまい、買い物も10日に一度やっとできるくらいでした。街では1日中、救急車のサイレンが鳴りっぱなしで、怖いぐらいの悲惨な状況。たまりかねてハワイに避難しよう、ということになりました。1か月ほどハワイに滞在して、いざ、ニューヨークに帰ろうとしたら、飛行機がコロナの影響で3回続けてキャンセルになり、なかなか帰れない。そうこうしているうちに、アジアンヘイトも横行し始めるなどニューヨークの治安が悪くなり、帰るに帰れなくなったんです。
そこで、しばらくハワイに住もうか、とフランクから提案があったんです。「なんていい考え!」と大歓迎でした。飛行機で日本まで14時間かかるニューヨークに比べて、ハワイからなら6〜8時間程度。故郷に近くなり気持ちも楽ですし、仕事もやりやすくなりました。
基本、のんびりしたハワイ的な生活なので、緩みがちなところもあるかと、ピラティスと水泳で在団中と変わらない体形をキープできるよう気をつかっています。大食感ですし、お酒も大好きなので、1日に10回は体重計に乗ってチェックを欠かしません。2キロくらい、すぐ太るんですよね。友人と好きなものを食べるときに制限をかけるのは避けたい。1日で増えた2キロは、2日以内ならすぐ落とせますが、3日残すとなかなか落ちなくなります。3日以内に身体を整えようと思ったときには、豆腐やタラを入れたりして朝からひとり鍋をしたりしています。
旅行で訪れていたときから、そして今住んでみても、やはり、外食ではハワイらしさを味わえるところが好きです。朝食は『ザ・カハラ・ホテル』や『ハレクラニ』の海辺のテラスでいただくのもおいしいし、夕方は、ダイヤモンドヘッドのあたりにあるビーチや、『ロイヤル・ハワイアン・ホテル』の『マイタイバー』で飲んだり。ティピカル(典型的)だけどハワイを感じられる海沿いのお店によく行きますね。昔から海が大好きなので、広がる青い海を眺めながらの暮らしは、自分にとって理想的な環境です。
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ハワイでの穏やかな暮らしは、和央さんの心身を健やかに保ってくれているようです。インタビュー第2弾では、宝塚現役時代のエピソードや夫・フランクさんとのなれ初めについても語っていただきました。
(取材・文/Miki D'Angelo Yamashita )
◎シアター・ドラマシティ30周年記念コンサート!!「Dramatic City”夢”」
・2022年9月9日〜10日(東京:東京建物Brillia HALL)
・2022年9月16日〜18日(大阪:シアター・ドラマシティ)
※公演詳細やチケット情報→https://www.takarazuka-live-next.co.jp/stage/2022/dramacity30/
◎Cosmos25th Special concert「明日へのエナジー」
・2023年3月3日~6日(東京:大手町読売ホール)
・2023年3月11日~14日(兵庫:宝塚バウホール)
※公演詳細やチケット情報→https://www.umegei.com/