豪華すぎるメンバーが神戸の地に集結! ダンスやパレードでファンをおもてなし
さらに今回は、“モンタクロース11(イレブン)”と称して、くまモンと一緒にお友だちがくまパを盛り上げてくれるという。これが、なかなかの顔ぶれだった。
熊本からは鞠智城(きくちじょう)のさきもりころう君と水俣市にあるエコパーク水俣バラ園のエコバラちゃんがやってきた。九州つながりで登場した鹿児島県鹿屋市のかのやカンパチロウは、なんとも不気味な魅力をたたえていた。地元からは、神戸市中央区のマスコットキャラクター・かもめん、そして大阪からは広報担当副知事・もずやんと、東大阪市のトライくん(4日のみ)。そして滋賀県彦根市のひこにゃん、島根県からはしまねっこ、栃木県佐野市のさのまる、群馬県のぐんまちゃんと有名どころが顔をそろえた。
これだけのキャラさんが集うと、一筋縄ではいかない。最初はおとなしくしていたが、そのうち「エコバラちゃんのしっぽを触ると幸せが訪れる」というアナウンスに従って、くまモンがエコバラちゃんのしっぽをつかみ、くまモンのしっぽをころう君が触り、ころう君のしっぽを……と考えたぐんまちゃんだが、ころう君にはしっぽがなかったというオチ。ぐんまちゃん、頭を抱える図式はフリーダムなキャラさんたちらしく、会場からは笑い声が響く。
お友だちと一緒にクリスマスソングメドレーを踊ったくまモン、とても満足そうだった。
ステージの合間には、「くまスマスパレード」が行われた。広い会場内、くまモンを先頭にキャラさんたちが1列になって歩き回る。観覧者たちが作る花道を、モンタクロース11が練り歩く。密になりすぎないよう、声は出さないよう、人間たちは気を遣うが、モンタクロース11は右に左に手を振りながら、これまたファンサービスに努めていた。青空のもと、くまモンをはじめ、たくさんのキャラクターが元気に飛んだり跳ねたりしているのがなんともいえず楽しい。見ている人たちの笑顔が、マスクをしていても弾けている。
キャラクターたちは可能な限り、広場やブースで客をもてなす。かつてだったらハイタッチやハグなどもできただろうに、このご時世、できるのは手を振ることだけ。とはいえ、コロナ禍であってもこれだけのことができたのは画期的だったと思う。