カジサックと漫才コンビ結成!? 最後はみんなをお見送り。盛りだくさんな1日♪
とっぷりと日も暮れたころ始まったのは、“KUMA1”(くまワン)というステージ。ん? いったい何をするの?
登場したのは……カジサックさん。なんと、かねてからの友人であるくまモンとの漫才コンビが誕生したらしい。ふたりの相性は抜群で、ネタ的にも漫才として成立していた。
「くまモンは僕が振るアドリブにも見事に対応してくれる。いい相方」
ほめられたくまモンは照れまくりつつも、うれしそうだった。
そして最後は、モンタクローススペシャルステージ。くまモンからの特別プレゼントということで、大阪くまモン隊のハンドベルでクリスマスソングを演奏。これもまたみんなで一生懸命練習したのだろう、見事なハーモニーが、暗くなった夜空にこだまする。外気は冷えてきたけれど、誰もが心を温められる思いで聴き入っていた。
ラストはもちろん、モンタクロース11も加わっての「くまモン体操」だ。締めはこれでなければ! 観客も手拍子で応援。くまモンは途中でステージから降りてきてノリノリでダンスを踊る。少しでも見ている人の近くに行きたいと彼が思っていることが伝わってきた。
まだまだ舞台にいたいけれど、まだまだみんなと踊りたいけど、そろそろ初日は終了。くまモンはお友だちをみんな見送ってからもまだ舞台に残り、いつまでも名残惜しそうに手を振っている。そしてくまモン隊に促されて、数歩歩いては振り返って手を振りながら、ゆっくり、ゆっくり去って行った。
広場のブースはまだ開いている。その後も思い思いに食事をしたり、会場内で写真を撮ったりと観客たちは楽しんでいた。
筆者は所用で初日しか見られなかったのだが、2日目も天気に恵まれ、'25年に大阪で行われる関西万博とのコラボステージも開催された。特別ゲストに公式キャラクターのミャクミャクも来場、くまモンと「わちゃわちゃ」したようだ。また、くまモンスクエアのステージもあり、スクエアスタッフさんとくまモンがダンスを披露したとも聞く。
2日間で2万人を動員した「くまモンファン感謝祭2022 in KANSAI」。開催地が神戸だったこと、時期的にクリスマスを意識した仕様になったことで、ファン感としてより盛り上がったイベントになった。そして来た人たちが口々に言っていたことは……。
「くまモン、ありがとう! 楽しかった!」
ファン感は、ファンからくまモンへの感謝の日でもある。
(取材・文/亀山早苗)